俳優・萩原利久がNBAの魅力を語り尽くす 15日WOWOWO「NBAライジングスターズ」出演
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WOWOWは15日、無料放送・無料配信で「生中継!NBAライジングスターズ2025」を放映する。放映を前に11日には「萩原利久 初登場!NBAオールスター直前SP」(WOWOW公式YouTubeでアーカイブ配信中)に、俳優で、ゴールデンステイト・ウォリアーズの大ファンでもある萩原利久が出演し、NBA愛の溢れるトークをたっぷりと披露。15日の放映にもスペシャルゲストとして出演する萩原がWOWOWのインタビューに応じ、直近のトレード、ウォリアーズへの愛、オールスターの思い出や期待、NBAで活躍する日本人選手についてなど、さらに踏み込んだNBAトークを繰り広げた。
――イベントはいかがでしたか。
「楽しかったです。年々NBAが日本でも広がっていると思いますが、やっぱりまだまだ知らない方も多い中で、自分がNBAについて“こんなものがある”と色々な話をしても、いまいち伝わりきらないことがあります。ただ今日は、NBAが好きな人に囲まれて、話したことに頷いてくださる人がいっぱいいるのを見ると、めちゃくちゃ良い環境だなと感じて、すごく嬉しかったですし楽しかったです」
――普段はそんなに周りにNBAファンはいらっしゃらない?
「もちろん一緒に観る友達はいますけど、結局いつも同じ人と話しているので、ああやってたくさんの人と共有したり、同じものを楽しめる機会がもっともっと増えるといいなと思いました」
――ルカ・ドンチッチのトレードを聞いて、佐々木クリスさんに連絡したそうですね。
「さすがにちょっと僕はあのトレードを自分だけでは処理しきれなくて……他のトレードだと、全部を理解できなくても、背景などからなんとなく“こういう年だしな”とか“こんな感じなのかな”と想像しますが、あのトレードはどうあがいても無理で、“お願いクリスさん”という状態でした(笑)」
――今回は忙しいトレードデッドラインでしたが、気になったトレードは?
「ディアロン・フォックス(元サクラメント・キングス)のスパーズへの移籍も、それこそルカのパンチが強すぎて、皆さんなんとなく“トレードされたんだ”くらいの感覚かもしれないですが、よくよく考えるとなかなか凄いビッグトレードですよね。スコアラーであって、自分でも切り込むことができ、外からも打てる、極めてクリエーション能力の高いガードが、ウェンビー(ビクター・ウェンバンヤマ/サンアントニオ・スパーズ)と一緒にプレーするなんて。クリス・ポール(サンアントニオ・スパーズ)とチームメイトになった時点でもウェンビーのグレードが一段階上がった感じがありましたが、(このトレードで)いよいよ止められなくなってくると思います。ここからまだ30試合くらいあると考えると、スパーズもプレーオフに絡んでくるチームになっちゃったなと」
――推しのウォリアーズと競っていますもんね。
「そうなんですよ! プレーイン・トーナメントまでいけるギリギリのラインがこれまでのウォリアーズの感じでしたけど、最近ポートランド(・トレイルブレイザーズ)も強いおかげで、13位くらいまでがプレーオフを争う感じになり、ちょっと困りましたね(笑)。ウェスト(ウェスタン・カンファレンス)が活発になるトレードが多くあったなという印象です。個人的にはジミー(・バトラー/ゴールデンステイト・ウォリアーズ)のトレードについては、(アンドリュー・)ウィギンズが(マイアミ・)ヒートに移籍したという事実が、ジミー獲得の嬉しさとぶつかり合っています。ウィギンズは優勝シーズンのプレーオフでエースストッパーとして活躍してくれましたし、個人的にはすごく思い入れがある選手でした。つくづく、チームにずっといるって難しい、NBAって本当に予想ができないなというのを体感するトレードシーズンでした」
――バトラー加入後のウォリアーズ、2試合ありました(2月11日時点)がどうですか?
「“プレーオフ・ジミー”と呼ばれるくらいなので、もちろん彼のことは知っていましたし、試合を見る機会もこれまでありましたが、この2試合で彼が想像以上に球離れの良いスター選手だなという印象を受けました。プレーオフ・ジミーの印象が強すぎて、全部“俺がやってやるぜ”な選手かなと思いきや、状況によってパスが正解ならそれもするし、リバウンドやルーズボールに全力で飛び付く感じは、よく考えれば最近ウォリアーズにちょっと欠けていてチームが乗り切れていない部分でもあったと思います。大ベテランがああいうプレーをすることで、チーム全体でジミーの覇気を纏うことができれば、ここからもうちょっと上を目指していけるのかなと。たった2試合でしたけど、もうすでにジミーに対しての期待が上がっています。
――NBAの見方がかなりのガチファンという印象を受けました(笑)。
「いやあ、だいぶウォリアーズびいきではあるんですけどね(笑)」
――ステフィン・カリーが一番好きとのことですが、カリー以外の選手では?
「クレイ(・トンプソン/ダラス・マーベリックス)とドレイモンド(・グリーン/ゴールデンステイト・ウォリアーズ)は同じように見てきたので、そこは切り離せないですね。ウォリアーズ以外の選手からピックするとなると、カワイ(・レナード/ロサンゼルス・クリッパーズ)です。ウォリアーズとしてはボコボコにされたので何とも言えないところがありますが、NBAファイナルという舞台で、無限に外さず、まるでサイボーグのように淡々とプレーしたあの姿は、今でも決して良い思い出ではないです。ただ一選手として見た時に、攻守ともに良くて勝負強さも持っている。色んな意味で忘れられない選手になったなと思います。そこからクリッパーズに移籍して、怪我もありましたが、この前の復帰戦もちゃんと見ちゃいましたね。やっぱり強いカワイがリーグにいることが僕は好きなんだと思いました」
――ウィギンズの話でも触れていましたが、好きな選手に関してはディフェンスをかなり重視するんですね。
「そうですね。オフェンスってどうしても、どんなに強い選手でも好不調がある以上、ディフェンスはそういうのがあまりないのかなと素人的には思っています。本当に完璧なディフェンスをやってそれでも決められたら、それはもう相手を褒めるしかない。勝負を決める瞬間ってどうしてもオフェンスに目がいきがちですけど、やっぱり良いディフェンスが優勝を近づけるのかなと思っています。だからこそ、攻守ともに強い人は、僕にはとても魅力的に映りますね」
――イベントでのトーク内容や、今話してみても、かなりNBAニュースを追われていますよね。
「追っていますね。同じように追っている友達がいるので常に情報交換もしていますし、そういう情報は好きです。実は結構、数字を見るのが好きです。色んな記録がいっぱいあるじゃないですか、1試合で8本以上3ポイントを決めた回数だとか、そういうニッチな数字とかを見るのが好きです。今季の(ニコラ・)ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)を見ると、本当に信じられない数字を出していますよね。あれだけ色々できて、さらに3ポイントもリーグトップクラスなのは、もう反則だなって思って見ています(笑)
――最初にちゃんと観たNBAが2012年のオールスターゲームとのことですが、そこからだいぶNBAも変わりましたよね。
「あの頃はまだフィジカルを売りにしたスター選手もたくさんいて、3ポイントは“打てる人が打とう”みたいな印象でした。そこからステフの台頭、ヒューストン・ロケッツもそうですけど、“みんな打てて当たり前”の時代に変わっていくのを見ていました。『スラムダンク』でいうゴリみたいなセンターがどんどんいなくなって、どの選手も三井の能力も持つようになったという感じで、この10年だとそこが一番大きく感じる変化です」
――そんな中で、カリーとウォリアーズに惹き込まれていったと。
「カリーを知ったきっかけは、NBAに興味を持ち始めると動画が回ってくるようになるじゃないですか。そんな時、マディソン・スクエア・ガーデンでのニックス戦で彼が54得点をあげた試合の動画をたまたま見ました。当時自分がポイントガードだったこともあって、それで一気にハマっていきました。NBAって、憧れるけど全然真似できないじゃないですか。どんなにやってもレブロン(・ジェームズ/ロサンゼルス・レイカーズ)の真似はできないし、ダンクもできなければ、みんなコービー(・ブライアント/元ロサンゼルス・レイカーズ)の真似はしてみるけどできない。ただカリーだけは“もしかしたらめっちゃ練習したらこんな風になれるんじゃないか”という期待がどうしても生まれてしまうんです。そこから一気にステフ・カリーという人にハマって、ウォリアーズというチームを好きになりました。それまでは本当にオールスターとか、スター選手のハイライトを見ることが多かったです。KD(ケビン・デュラント/フェニックス・サンズ)、レブロン、コービー、(ドウェイン・)ウェイド(元マイアミ・ヒート)などスターを見漁った挙句、最終的にチーム推しになるきっかけはカリーでした」
――そこからウォリアーズは4度優勝するわけですが、一番思い出に残っているのは?
「やっぱり2022年が一番です。誰も予想していなかった。応援している自分でさえも、もちろん優勝してほしいとは思っていたけど、NBAファイナルまで行っても“セルティックス相手はちょっと厳しいな”と思っていました。NBAファイナルに行くまでのプロセスも、KDがいた頃はプレーオフでさえも、“カンファレンス・ファイナルまではとにかく負けません”というのが当たり前でしたよね。応援しているこっちも負けると思っていなかった、どんなチームが来てもこのメンバーでは負けないと思っていたのに対して、2022年は明らかにチャレンジャー側で戦っていました。カリーが泣いていたというのが、全てを物語っているのかなと思います。最初の3回の優勝はあれだけのタレントがいて、得点もどんどん取れちゃうというのに対して、2022年はオットー・ポーターJr.(元ゴールデンステイト・ウォリアーズ)や、ネマニャ・ビエリツァ(元ゴールデンステイト・ウォリアーズ)など、ああいう選手たちの力って本当にすごかったなと思います。彼らが取ってくれる得点の重みがすごいなと感じました」
――そんな大好きなチームの本拠地であるサンフランシスコには最近も行かれているんですよね。
「1月に行きました。その前にテレビ番組でも行っているので今回で2回目でした。2回目はプライベートでウォリアーズ戦を見たいという気持ちだけで行きましたね。1回目はゴール裏でペイサーズ戦を見ました。普段画面で見るときはコートの横側から、さらに上からの視点で見るじゃないですか、そうすると“あそこ空いてた”とか簡単に言えますが、ゴール裏で見ると迫力がすごかったです。それこそ衝撃だったのが(タイリース・)ハリバートン(インディアナ・ペイサーズ)で、“ハリバートンってあの動きを平面でやってるんだ!”というのを肌で感じたら、急に見え方が変わりました。とにかく衝撃的だったので、2回目の時も同じ場所で見るようにしました」
――今年はオールスターもサンフランシスコ開催ということで、何を楽しみにしていますか。
「オールスターって毎年開催地のスター選手がフォーカスされますが、ステフが現役でサンフランシスコのオールスターでプレーする姿はおそらくもう二度と見られないですよね。そういう意味でも記憶に残るオールスターだと思うので、ステフには目立ってほしいというか、何かひとつ“わあ、ステフ・カリーだ!”という象徴的なことをしてほしいなと思います。あとはとにかくチーム分けがすごく面白い。事前に決まっていたのではないかというぐらい綺麗にカテゴリー分けされているチームで、2010年代からNBAを見始めた身としてはベテランの多いチーム・シャックに頑張ってほしいです。まだまだ譲らないぞというベテランのパワーを見せてほしいです」
――WOWOWの中継にスペシャルゲストとして参加するライジングスターズはどうですか。イベントでの話を聞いていると、ウォリアーズへの忠誠心が高いなと感じましたが。
「さすがにそこはやっぱり好きなチームなので、トレイス・ジャクソン・デイビス、ブランディン・ポジェムスキー、パット・スペンサー(3選手ともゴールデンステイト・ウォリアーズ)を注目選手として挙げさせていただきました。オールスター本戦の選手たちよりももっとエネルギッシュに、ある種、自分の名前を売ってやろうと意気込んでいる選手たちが沢山いると思います。ここからオールスターに上がって行くような、次の時代を作っていくような選手を一気に見ることができるのはすごく楽しみです。思い返してみると、僕自身もオールスターで一気にNBAにハマっていきました。(ハマるきっかけとして)NBAを見たことがない人と一緒に見るのはすごく良い見方なのではないかなと思います。オールスターの本戦だろうと、ライジングスターズだろうと、何も知らない人からしたら誰が誰かわからないと思うので、ライジングスターズは自分の名をあげようと、より勢いがある選手も多いので引き込めるチャンスですよね」
――名をあげると言えば、2月17日の“Gリーグ アップネクストゲーム2025”には日本人選手の河村勇輝選手と富永啓生選手も出場します。彼らの活躍をどんな思いで見られていますか?
「僕が見始めた頃のNBAには日本人選手がいなかったので、当時は日本人がリーグにいるということ自体、全く想像ができていませんでした。そこに八村塁選手(ロサンゼルス・レイカーズ)や、渡邊雄太選手(千葉ジェッツふなばし)が活躍していきました。今、河村選手と富永選手がそのNBAのフィールドに向かって戦っている姿を見られるのは嬉しいです。塁選手や雄太選手の活躍もあって、今では日本人選手があのレベルにいることに僕自身あまり違和感を持たなくなってきました。そんな中で、グリズリーズでプレーする河村選手を見ていると、もっと見たいなと思いますね。それこそいつの日か、グリズリーズにいる河村選手にウォリアーズが追い込まれるなんていうことがあれば、猛烈に悔しいのと同時に、そんな試合も見てみたいなと思ってしまいます。明らかに河村選手が入ってから、周りでNBAの話題に触れる人が増えたと思います。これまで全く見ていなかった人たちが一気に興味を持ってくれるのを見ると、日本人選手が活躍することは重要なことなんだなと知りました。どんどん、どんどん活躍して、日本でもっとNBAが広まる火付け役になってほしいと一ファンとしてすごく感じています」
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