17歳園部八奏 全豪ジュニアV 4大大会女子では沢松和子以来56年ぶり「余裕あった」 

[ 2025年1月26日 04:45 ]

テニス 全豪オープン第14日 ( 2025年1月25日    メルボルン )

ジュニアの女子シングルスで優勝し、トロフィーを手に写真に納まる園部八奏
Photo By 共同

 ジュニアの女子シングルス決勝が行われ、昨年の全米オープン・ジュニア準優勝で第4シードの園部八奏(わかな、17=与野TC)が第6シードのクリスティナ・ペニコバ(15=米国)に6―0、6―1でストレート勝ちし、日本勢として同種目初制覇を果たした。4大大会のジュニアの女子シングルスで日本選手が頂点に立つのは1969年ウィンブルドン選手権の沢松和子以来。車いすの部のシングルスでは女子で第1シードの上地結衣(30=三井住友銀行)が5年ぶり3度目の優勝を果たし、男子の第1シードの小田凱人(18=東海理化)は2連覇を逃した。

 ネットに詰めてボレーで試合を決めると、スタンドの家族に笑顔を振りまいた。園部は昨年の全米オープン準優勝を糧にし「(決勝は)2度目なので余裕があった。普段と変わらずにプレーできた」と、大きなトロフィーを抱きつつ快挙の余韻に浸った。

 憧れのセンターコートで大一番に臨んだ。出だしに2―0とした時点で「緊張は解けた」。1メートル74の身長以上にリーチを感じさせるストロークで押した。サウスポーから180キロに迫るサーブも強力で、わずか1ゲームしか失わなかった。「緊張して硬くなるかと思ったが、いつも通りプレーできた」と平常心を勝因に強調した。

 埼玉県出身で、14歳から男子の錦織圭(ユニクロ)と同じ米フロリダ州のIMGアカデミーで腕を磨く。一緒に練習することもあり、今大会前には「チェンジコート後にスキップのように体を動かして戻ると体がよく動くよ」と助言をもらい、それを生かした。

 今大会の準決勝では第1シードに勝利。2回戦からの5試合は1セットも落とさなかった。両親と兄はこの日、日本に帰国するはずだった予定を急きょ変更。「めっちゃ力になった」と後押しに感謝した。無限の可能性を秘める17歳は「また(全豪のセンターコートの)ロッド・レーバー・アリーナで試合がしたい」とシニアの4大大会での活躍を期した。

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