11日開幕 バレー新リーグ展望 群雄割拠の男子は、高橋藍擁するサントリー、大阪B、愛知が軸

[ 2024年10月9日 04:30 ]

サントリー・高橋塁(右)と高橋藍
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 バレーボールの新リーグ「大同生命SVリーグ」は11日に開幕する。同日に1試合だけ開催されるオープニングマッチでは、男子の昨季王者サントリーと同準優勝の大阪ブルテオン(大阪B)が激突し、イタリアから帰国したサントリーの高橋藍(23)が国内リーグデビューする。パリ五輪でも活躍した日本代表の若きエースは、兄の高橋塁(24)と同じチームで初代王者を目指す。

【男子展望】 男子の優勝争いは昨季のVリーグ王者サントリー、有力選手がそろう大阪B、愛知が軸となりそう。サントリーは高橋藍やパリ五輪で銀メダルを獲得したポーランド代表のシフリカが新加入。身長2メートル18のムセルスキーも健在で、小野寺らを含め充実の布陣だ。大阪Bは代表の点取り屋、西田を筆頭に山内、富田、米国代表のジェスキーら強力な攻撃陣を誇る。愛知は宮浦が海外リーグを経て復帰し、東レ静岡から高橋健が移籍。ブラジル代表のルカレッリ、米国代表のデファルコとアタッカー陣はリーグ屈指だ。個々の能力が高い名古屋、総合力に優れる広島Tも侮れない。

【女子展望】 力が拮抗(きっこう)している女子は混戦模様だ。昨季のVリーグを制したNEC川崎は引退した古賀の穴を日本代表経験がある佐藤らで埋められるか。今夏のパリ五輪に出場した新加入の和田の得点力に期待がかかる。昨季のプレーオフ決勝で敗れた大阪Mは林や田中ら攻守にバランスが取れたアタッカーがそろう。優勝争いはこの2チームが軸で、追う立場のSAGA久光はパリ五輪代表の荒木に渡辺、平山と力のある選手がコート中央で引っ張る。埼玉上尾はベテランセッターの岩崎を中心に堅守で上位に食い込みたい。

 ▽SVリーグ 27年までの完全プロリーグ化、30年に「世界最高峰のリーグ」になることを目指す新リーグ。SにはStrong(強く)などの意味が込められている。初年度は男子10チーム、女子14チームが参戦し、来年5月に閉幕。Vリーグから規定が変更され、同時に出場できる外国籍選手数がアジア枠を含め2人から3人に増える。

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