東京SG小野晃征新HC「もちろん優勝すること」 新スローガンWIN THE ONEで戦う集団目指す

[ 2024年9月17日 18:17 ]

練習後に取材対応した小野新HC
Photo By スポニチ

 ラグビーリーグワン1部の東京SGは17日、アシスタントコーチから新ヘッドコーチ(HC)に昇格した元日本代表SOの小野晃征HC(37)が見守る中、拠点とする東京都府中市内のグラウンドで報道陣に練習を公開。練習後、取材対応した小野HCは、12月下旬開幕の新シーズンについて「もちろんチームとしては優勝することが目標。自分が与えられた役割を100%することが大事」と力強く抱負を語った。

 チームは昨季3位で3季連続プレーオフ進出もリーグワン設立後いまだ優勝はない。小野HCはチームスローガンを「WIN THE ONE」に設定。「誰が見てもアグレッシブにプレーしていることが分かるチームをつくりたい。求められている結果は一つしかない。そこに向けて、目の前の一つに勝つこと」。攻撃的なチームスタイルのアグレッシブアタッキングラグビーを体現し、一戦必勝で戦う集団をつくり上げる。

 1歳の頃、家族でニュージーランドに移住したこともあり語学も堪能。「外国人スタッフや選手に対して、ダイレクトに話せることが自分の強み。それをうまく生かしたい。大事なのはメッセージを伝えて、それを全選手が理解すること」と潤滑油としての役割も担う構えだ。

 現ゼネラルマネジャーの田中澄憲前HC(48)は「ゆくゆくは日本人で日本代表監督になれる人材を育てたい」と新HCを将来的な日本代表監督候補に推す。小野HC自身も「やはり日本人指導者も大事になってくると思う」とした上で「この先は結果の世界。今シーズンが一番大事だと思っている」とまずはチームでの戦いを最優先に考える。

 37歳での指揮官就任は、今季から浦安を率いる元スコットランド代表SHグレイグ・レイドローHCの38歳を更新するリーグワン最年少。「年齢は数字でしかない」と笑いながら「プレッシャーがなかったらリーグワンで戦えない。その中で自分たちのスタイルを最後まで出して、80分間アグレッシブなプレーを見せたい」と優勝への決意をにじませた。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

スポーツの2024年9月17日のニュース