デビュー3場所目の幕下・草野が快勝発進「そろそろ優勝したい」先場所14日目に“失神KO”も無事回復

[ 2024年9月8日 20:22 ]

大相撲秋場所初日 ( 2024年9月8日    東京・両国国技館 )

<大相撲秋場所初日>丹治(左)を攻める草野(撮影・郡司 修)
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 昨年の学生横綱で幕下付け出しデビューから3場所目の草野(23=伊勢ケ浜部屋)が丹治(18=荒汐部屋)を下して白星発進とした。

 立ち合い頭から当たって右を差して組み止めると、前に出ながら左も巻き替えてもろ差しで寄り倒し。「学生の時は胸から当たっていたけど(今は)稽古場でずっと頭から当たっているので」と攻めの姿勢で快勝した。

 名古屋場所の7番相撲(14日目)では、西ノ龍の危険すぎるフルスイング張り手と頭突きを食らって脳振とうを起こし、さらに倒れた時に後頭部を強打。“失神KO”で10分以上も意識が戻らず、まわし姿で救急搬送された。翌日に精密検査した結果「外傷は何もなかった」と大事には至らず。それでも、その後また頭痛の症状が出るなど2週間は運動禁止だったという。

 現在は問題なく、場所前も関取衆に混じってしっかり稽古を積んできた。夏場所から6勝、5勝で迎えたデビュー3場所目。「そろそろ優勝したい」と今場所の目標を掲げた。今場所は西幕下17枚目のため、全勝すれば確実だが6勝でも来場所5枚目以内に入る可能性がある。熊本県出身の23歳は「九州で決めれるように」と地元場所で関取昇進を決めることを見据えた。

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