柔道78キロ超級・素根輝が準々決勝進出決めた!連覇へ2回戦も技あり奪い優勢勝ち

[ 2024年8月2日 19:01 ]

パリ五輪第8日 柔道 ( 2024年8月2日    シャンドマルス・アリーナ )

<パリ五輪 柔道>女子78キロ超級、2回戦を突破する素根輝(撮影・平嶋 理子)
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 女子78キロ超級の素根輝(そねあきら、24=パーク24)が2日、2回戦で徐(中国)を下し準々決勝進出を決めた。

 1回戦に続き気合の入った表情の素根は、組手の引き合いから圧力に押される場面もあったが、3分34秒、大内刈りで技ありを奪い勝利をつかみ取った。

 素根がノーシードからの連覇へ順調な滑り出しを見せた。前日軽量129キロの相手の圧力に負けず、積極的に技を仕掛け続けた素根は、3分すぎに浮き落としで技ありを奪うと、そのまま抑え込み。3分26秒、合わせ技一本で初戦を突破した。

 東京五輪で金メダルを獲得してからパリに向けた3年間は、決して平坦な道のりではなかった。22年3月に受けた膝の手術後。1メートル62と、78キロ超級では小さな体で大きく重い世界の猛者を担ぎ続けた結果、技を打つ度に自分の体重の2倍以上がのし掛かる両膝はボロボロだった。リハビリを経て22年8月のアジア選手権で復帰。23年5月の世界選手権では復活優勝を果たした。直後の内定は見送られたが、自身の心とも闘いながらつかんだパリの舞台。連覇へ、24歳の本当の戦いが始まった。

 ◇素根 輝(そね・あきら)2000年(平12)7月9日生まれ、福岡県出身の24歳。福岡・南筑高卒。環太平洋大を20年7月で自主退学し、21年4月からパーク24所属。並行して日大にも通う。7歳から柔道を始め、中2、3で全国中学校大会を連覇。高2だった17年選抜体重別選手権で初の日本一。18、19年に全日本女子選手権を連覇し、同年の世界選手権は初出場で初優勝。21年東京五輪金メダル。

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