第2次エディー・ジャパン 「超速」手応え 世界ランク5位に初陣完敗も片りん見せた

[ 2024年6月23日 04:25 ]

ラグビーリポビタンDチャレンジカップ2024   日本17―52イングランド ( 2024年6月22日    東京・国立競技場 )

後半、ナイカブラ(手前14)からパスを受ける初キャップの矢崎(撮影・村上 大輔)
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 9年ぶりに日本代表の指揮官に復帰したエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、64)の初陣は、イングランドに17―52で完敗した。昨秋のW杯フランス大会3位で世界ランク5位の強敵に完敗も、掲げる新戦術「超速ラグビー」の片りんを随所に披露。W杯ではノートライで敗れた相手から2トライを奪う意地も見せ、今後への期待感を抱かせた。

 第2次エディー・ジャパン初陣は8つのトライを許す完敗。厳しい船出となったが、試合後のジョーンズHCの表情は晴れやかだった。「結果は悔しいが、現状と目標という意味では多くの糧を得られた。エフォート(取り組み)としては十分なものが見られた」。強豪相手に力負けも、確かな手応えをつかんでいた。

 立ち上がり早々に「超速ラグビー」で会場を沸かせた。ボールを持つとテンポ良いパス回しで相手を翻弄(ほんろう)。開始1分にはラインアウトからの展開で相手の反則を誘い、同2分の先制ペナルティーゴールにつなげた。

 新生エディー・ジャパンの鍵を握るSH斎藤には試合前、「相手を熱い鉄板の上に居続けさせろ」と攻撃でプレッシャーをかけ続ける指示を与えた。素早いタップスタートから好機を演出するなど起点となった斎藤は「試合の入りは自分たちから仕掛ける、やりたいラグビーができていた。(超速が)通用するというのは、出ていた選手全員感じたと思う」とうなずく。相手に主導権を握られた中盤以降は高速アタックは影を潜めたが、序盤は確実にイングランドを押し込んだ。

 27年W杯を見据えて起用した、先発FW茂原、原田らノンキャップ組も存在感を見せた。ジョーンズHCは「今日は8人がジャパンのキャップを得ることができた。非常に可能性に満ちた強いスコッド」と将来に期待を寄せた。

 W杯4強入りへの「超速ラグビー」完成への一歩目をまずは踏み出した。「練習あるのみ。今後もハードトレーニングを続ける」。世界を驚かせるため、一戦一戦を大きな糧としていく。

 ≪根塚&山沢が意地のトライ≫日本は大勢が決した後の後半に2トライを奪って意地を見せた。26分に途中出場で初キャップを獲得したフランカー山本が抜け出し、最後は外につないでWTB根塚がチーム初トライ。3分後には敵陣からディアンズが突破し、サポートしたFB山沢がフィニッシュした。いずれも超速ラグビーの中で生まれたトライではなかったが、個の力とわずかな隙を突く嗅覚でスコアにつなげた。2年ぶりのテストマッチで新生ジャパン初トライを挙げた根塚は「自分たちの形で取り切れた。自分らしさもできて良かった」と振り返った。

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