【柔道】高山莉加が宮本武蔵の兵法書「五輪書」をパリに持参へ “バイブル”とともに金メダル獲りへ

[ 2024年4月23日 19:06 ]

アジア選手権を終えて帰国し、笑顔で取材に応じる高山莉加
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 柔道女子78キロ級でパリ五輪代表の高山莉加(三井住友海上)が23日、五輪前最後の実戦となったアジア選手権を終え、香港から羽田空港に帰国。3試合を勝ち抜き優勝し、これで24年は8戦全勝で本番に臨むことになり、「今回は結果にこだわると言ってきた。有言実行できて良かった」と笑顔で振り返った。

 試合内容では足車や小外刈りなど、課題の立ち技を出すプランを明かしていたが、結果的に得意の寝技で2試合に勝ち、「試したかった」と反省。今後は所属道場を中心に3カ月後の本番へ仕上げていく予定で、「いったん休んで、体、技、心という順番で、ゼロからやっていきたい」と話した。

 実はコロナ明け以降、試合前には必ず剣豪・宮本武蔵の兵法書「五輪書」を読み、心を整えているという。「(コロナ下で)時間もあって、読んでみようと思って、面白いじゃんと。読むたびに考え方が変わる。先手の中でも本当の先手、待って戦う先手、同時に戦う先手がある」と心を整えるとともに、戦術書としても愛読していることを明かした。

 パリ五輪代表では男女全14階級の代表で唯一、過去に一度も世界選手権出場がないまま、五輪代表に駆け上がった高山。普段は大会前に読み終える「五輪書」を現地に持っていくことはないが、パリには「持っていきます!」と宣言した。

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