12年後「全種目で世界ランクトップ3に選手を送り込む」 日本バドミントン協会がパーパス&ビジョン発表

[ 2024年4月22日 16:52 ]

 日本バドミントン協会は22日、東京都内で「バドミントンの未来に向けて」と題した記者会見を開き、今後の活動指針となる「パーパス」「ビジョン」を発表した。

 一般消費者やバドミントン関係者を対象に行ったアンケートの結果をもとにバドミントンの持つ本質的価値「バリュー」を言語化し、同協会が目指す方向性「パーパス」を「スポーツを通じて“こころ躍る・豊かな”世界を創る」と定義した。

 そして12年後に目指す状態・ターゲットを「ビジョン」として掲げ、強化においては「全種目で世界ランクトップ3人に選手を送り込む」、普及においては「バドミントンファミリー(競技登録者+ファン会員)100万人」を目指す。

 「自由に羽ばたけ」というフレーズを使うキャンペーンメッセージを決定。人気バンド「TUBE」のギタリスト春畑道哉氏が制作した楽曲「We can Fly~もっと高く、もっと強く~」をアンセムに採用した。

 村井満会長は「ゴールはバドミントンの普及、強化ではない。あくまでバドミントンを支えてくれる豊かな社会づくりが第一義」と説明した。

 同協会は元職員の横領、その事実の組織的隠ぺいなど過去に不祥事が相次いだ。またガバナンスの欠如から厳しい財務状況にあり、2023度の決算が約3億円の赤字となり約1億4000万円の債務超過に陥る可能性があったが、解消できる見通しとなったという。
 村井会長が「3月末までに賛助会員、寄付のお願いに奔走した。(債務超過を)ぎりぎり回避できたのではないか。最悪の状況は底を打った感覚だ」と明らかにした。

 新たにパートナー企業に加わることで明治安田生命と合意したことも発表した。

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