【卓球】伊藤美誠、執念8強!「頭をフル回転させて」同い年ライバル平野美宇を逆転撃破

[ 2024年3月14日 15:56 ]

伊藤美誠
Photo By スポニチ

 卓球の国際大会、WTTシンガポールスマッシュは14日、シンガポールで行われ、女子シングルス3回戦で世界ランク12位の伊藤美誠(スターツ)が同18位の平野美宇(木下グループ)と対戦し、3―2で勝利して8強入りを決めた。

 第1ゲームは11―8で伊藤が先取。第2、第3ゲームは平野が取り、第4ゲームは平野にマッチポイントを握られながら、粘る伊藤が16―14で制する。最終第5ゲームは11―1で圧勝した。

 「4ゲーム目を挽回して勝つことができて、リフレッシュして5ゲーム目に臨めた。平野選手とは一番対戦していて、お互い知った中。何か1つでも崩せたらと頭をフル回転させて頑張った」

 2年近くに及んだパリ五輪シングルス代表をかけた争い。平野が伊藤に競り勝つ形で2位の座を勝ち取り、早田とともに大舞台への切符を手にした。一方の伊藤は選考レースで3位だったが、団体戦に臨む3枠目にも選ばれなかった。

 東京五輪で金、銀、銅のメダルを獲得しながら、パリの舞台には立てなくなった伊藤。大きな悔しさを味わったが「世界ランキング1位」という新たな目標が芽生え、気持ちを切り替えた。

 「過酷で難しいけど、五輪とは違って積み重ねたもの(結果)がそうなる。それができたらいいな」。そう語ってきた23歳。世界ランキングにも影響する大会で大きな1勝を挙げた。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2024年3月14日のニュース