【東京マラソン】鈴木健吾「先を越された。追いつけるように」一山麻緒との夫婦五輪切符へ意欲

[ 2024年3月1日 16:25 ]

<東京マラソン2024会見>囲み取材に応じる鈴木(中央)(撮影・木村 揚輔)
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 パリ五輪代表最終選考会「MGCファイナルチャレンジ」を兼ねて3日に行われる東京マラソンに出場する日本記録(2時間4分56秒)保持者の鈴木健吾(28=富士通)が1日、招待選手の会見後に取材に応じ「チャレンジャーとして走りたい。本当に4年間、代表になるためにやってきたつもり」と語った。

 昨年10月のMGCは股関節の故障を抱えながら強行出場するも、途中棄権に終わった。「マラソンから遠ざかっていて、現状を知っておく必要があった。今の自分の状態では勝負に絡めないと結果として感じることができた」と振り返った。日本記録保持者としての肩書きや重圧についても「(MGCが)終わってからは自分のプライド、肩書きはなく、ここまで臨んでこられた」と強調。チャレンジャーとして挑む覚悟が決まった。

 妻で東京五輪8位の一山麻緒(資生堂)は既にMGC女子2位で出場権を獲得。「4年前の東京は妻だけが代表で僕はなれなかった。次こそは一緒にという思いでやってきた」と言い「その中で先を越されてしまったので、しっかり追いつけるように。今回良い結果を残せるように頑張りたい」と夫婦五輪切符への意気込みを口にした。

 「MGCから立て直してケガなく練習をやってこられた」と状態は良く「最近は不安の中のレースが多かった。今は久しぶりのマラソンを楽しみたい」とメンタル面も充実。12月中旬から徳之島や奄美大島などの合宿で練習を積み「まとまった練習が年明けからできた」と手応えを口にし、「前半20キロを落ち着いて流れれば、後半しっかり勝負していける」とパリへと続く東京のレース展開を思い描いた。

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