【柔道】斉藤立 パリでの国際合宿参加へ「もの凄く貴重」父・仁さん9度目の命日には五輪金メダル誓う

[ 2024年1月31日 15:30 ]

斉藤立
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 柔道男子100キロ超級でパリ五輪代表の斉藤立(21=国士舘大)はあす2月1日未明、パリで行われる国際合宿参加のため、羽田空港から現地へ向け出発する。出発を前に31日までにオンライン取材に応じ、「日本では海外の選手となかなか組み合えない。この経験はもの凄く貴重」と抱負を語った。

 当初は2月2~4日のグランドスラム(GS)パリ大会にも出場する計画だったが、昨年12月のGS東京大会で左太腿を負傷し、3位決定戦を棄権。その後は回復を見せていたというものの、「思ったよりも(症状が)悪かった。100%の準備ができず、欠場せざるを得ない状況」と回避を決定。男子日本代表の鈴木桂治監督ら首脳陣からの助言もあり、大事を取ることになった。

 幸い、本格的な稽古は1月中旬から再開しており、合宿ではパリ五輪本番でも対戦する可能性のある選手たちと乱取りを繰り返す予定だ。狙いについては「相四つの選手、がちゃがちゃしてくる選手、けんか四つで必要以上に背中を持ってくる選手、超級とは思えないスピードで担いでくる選手ともやりたい」と意欲。「海外選手でしか得られない強さ」を体に染み込ませるつもりだ。

 今月20日は、五輪2連覇王者の父・仁さんの9度目の命日だった。大阪の実家に帰省し、仏前で手を合わせてきたという斉藤は「次に(実家に)帰るのは五輪後なので、仏間に座るのは五輪王者になった時だなと思った」とキッパリ。偉大な父に肩を並べるためにも、パリの地で日々研鑽を積む。

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