琴ノ若「大関で終わりではない」横綱への決意 60年もの!?琴桜の明け荷が置かれるサプライズも

[ 2024年1月29日 17:26 ]

先代師匠(元横綱・琴桜)が使用した明け荷の隣で一夜明け会見を行う琴ノ若(撮影・前川 晋作)
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 大相撲初場所で13勝を挙げて優勝決定戦に進出し、大関昇進を確実にした関脇・琴ノ若(26)が千秋楽から一夜明けた29日、千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋で会見を行った。

 大関昇進内定から一夜「最後の一番が悔しいですし、その気持ちの方が強いです」と優勝決定戦に敗れたことへの素直な思いを口にした。14日目の大関・霧島との大一番や初めて挑んだ優勝決定戦など、大関獲りの重圧と戦った15日間で得たものは大きい。「上を目指すためにはこれから何度もあるので、良い経験になった」と振り返った。

 激動の15日間を終え、父で師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)からは「おめでとう」と祝福の言葉を受けた。さらに「仏壇に手を合わせた。また後日、お墓に行こうかなと思います」と、祖父の先代師匠(元横綱・琴桜)にも大関昇進を報告するつもりだ。

 しこ名の行方は、「当日までの秘密です」と笑ってこの日も明かさず。「もう一度師匠と話して、当日までには決断すると思います」。昇進伝達式での口上についても、ある程度考えてはいるものの「それも当日のお楽しみで」と期待を持たせた。

 この日、会見場には先代師匠が使用していた明け荷が置かれていた。琴ノ若自身は「朝来たらありました」と驚いた様子。「先代が現役の時に使っていたということは、自分よりも2倍以上生きてますね」と笑った。

 先代の新十両昇進時に作られた物なら、1962年(昭37)から60年以上も形を崩さず保管されていたことになる。「こんなきれいに残るものなんですね」と驚きながら、祖父の時代から伝わる歴史の重みを感じた。これは先代おかみの実家の宮崎県にあった物を、師匠が取り寄せたという。琴ノ若本人には知らされておらず、うれしいサプライズとなった。

 「大関昇進で琴桜襲名」が先代との約束だったが、まずは琴ノ若のしこ名で優勝してから、という思いが強まっているという。だからこそ、優勝決定戦の黒星が悔やまれる。琴桜の明け荷を前に「つかみ取らないといけない。目指してやらないといけない」と優勝への思いをより強め「地位は大関で終わりではない。もう一つ上を目指して、責任感と緊張感を持ってやっていかないと」と決意を込めた。

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