競泳 男子200Mバタフライ本多 パリ五輪イヤー初戦で調整なしでも好タイムV 

[ 2024年1月20日 04:36 ]

競泳北島康介杯第1日 ( 2024年1月19日    東京アクアティクスセンター )

男子200メートルバタフライ決勝、優勝した本多灯
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 競泳の北島康介杯は19日、東京アクアティクスセンターで行われ、男子200メートルバタフライで昨夏の世界選手権銅メダルの本多灯(22=イトマン東京)が1分53秒33で優勝した。男子100メートル背泳ぎは松山陸(22=銀座千疋屋)が53秒84で制し、入江陵介(33=イトマン東進)は54秒25で2位。男子200メートル自由形は松元克央(26=ミツウロコ)が1分46秒60、男子100メートル平泳ぎは花車優(23=イトマン東京)が59秒68で頂点に立った。

 パリ五輪イヤーの初レースで、本多が上々の泳ぎを見せた。序盤から先頭を一度も譲らず、昨夏の世界選手権銀メダル相当の好タイムをマーク。最後の50メートルでペースが上がらず自己ベストから0秒63遅れたが「2024年、良いスタートが切れた。コンスタントに(1分)53秒台が出せて成長を実感できた」と視線を上げた。

 年末年始はオーストラリア・ケアンズで合宿を実施。男子400メートル個人メドレー世界記録保持者のマルシャン(フランス)が行うキックの練習を採用して下半身を集中的に強化した。帰国から1週間で迎えた今大会は調整せずに臨んでおり「最後は足がきつかった。疲労が残る中で臨んだので、後半はまだまだ伸びると思う」と手応えを口にした。

 ≪松山が後半逆転、憧れ入江に勝利≫男子100メートル背泳ぎで、22歳の松山が憧れの入江に初めて勝利した。0秒14遅れて50メートルをターンし、後半で逆転。3月にパリ五輪代表選考会を控える中で「入江さんと一緒に五輪に行きたい」と語った。入江が日本人に敗れることは珍しく、ここ数年は若手の台頭がないことを嘆いており「若い選手が出てくるのはうれしいが、やっぱり負けるのは悔しい。(国内で)53秒台で泳ぐ選手がいっぱいいた時代もある。自分も含めてレベルを高めていきたい」と語った。

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