朝乃山が無傷の7連勝で単独首位キープ! 照2敗目で座布団舞う 霧島VS北勝富士では行司“吹っ飛ぶ”

[ 2024年1月20日 17:58 ]

<初場所7日目>霧島・北勝富士の一番で、行司の木村容堂が転倒もすぐに体勢を整えて勝負を見つめる(撮影・沢田 明徳)
Photo By スポニチ

 大相撲初場所は20日、両国国技館で7日目の取組が行われた。唯一の無敗で単独トップの西前頭7枚目・朝乃山(29=高砂部屋)は、明生(28=立浪部屋)を寄り切りで破り全勝をキープした。前日6日目に荒れた相撲を取り反省の弁を述べていた横綱・照ノ富士(32=伊勢ケ浜部屋)は、西前頭4枚目・正代(32=時津風部屋)に寄り倒しで敗れ2敗目を喫した。

 霧島と北勝富士の気迫がぶつかり合う長い取組の余韻が残る中での結びの一番。「格下の相手に熱くなった自分が恥ずかしい。負けて根に持つ方が、それこそアホなこと」と前日の取組を反省していた照ノ富士は、冷静な立ち合いを見せたものの、正代の圧力にバランスを崩し、引いた後に土俵際まで追い込まれ最後は寄り倒され敗れた。痛恨の2敗目を喫した横綱は座布団が舞う中、表情を変えず引き揚げた。

 朝乃山を追う1敗勢では、大の里が王鵬との1敗対決を出足から圧倒。寄り切りで下し6勝目を挙げた。

 「右膝前十字じん帯断裂の疑い」で7日目から休場となった碧山との取組が予定されていた阿武咲は不戦勝で1敗キープ。6日目に土が付いた関脇・琴ノ若は、竜電を冷静に寄り切り先場所のリベンジを果たした。綱獲り場所の大関・霧島は、北勝富士との行司が“吹っ飛ぶ”ほどの激闘を制して6勝目を挙げた。

 前日に大関・豊昇龍を破って今場所初白星を挙げた阿炎は、熱海富士と対戦。大声援の中で行われた注目の対戦は、初日から4連敗と苦しんでいた熱海富士が押し出しで勝利。3連勝を飾り笑顔を見せた。

 関脇・大栄翔と小結・宇良の対決は、宇良が鋭い立ち合いを見せたものの大栄翔が冷静に立て直し、回転鋭い張り手で一気に突き出し5勝2敗とした。宇良は6敗目。大関・豊昇龍は翔猿を力強い相撲で退けを5勝目を挙げた。

続きを表示

この記事のフォト

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2024年1月20日のニュース