16年世界ジュニア女王・本田真凜が現役引退 11日に都内で会見 全日本では右骨盤痛めながら涙の舞い

[ 2024年1月5日 16:42 ]

全日本選手権で女子SPの演技を終えて感極まる本田真凜(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケート女子の本田真凜(JAL)が現役引退すると5日、所属事務所が発表した。

 11日に都内で記者会見を開き、これまでの支援や応援に対して感謝の意などを伝えるという。

 16年世界ジュニア女王の本田真凜は、9年連続出場となった昨年12月の全日本選手権はショートプログラムで最下位の28位(44・42点)。2年連続で上位24人のフリーに進めなかった。右骨盤を痛めた中での強行出場で、回転不足ながら3回転サルコーを着氷した。

 SP後の取材では「勇気を持って、競技者として闘い抜いたことを誇りに思っている。スッキリした気持ち。悔いも何一つない。ここまでたくさんスケートを頑張ってきた。そんな自分を褒めてあげたい」と万感の涙を流した。明大4年と大学ラストイヤーで、今後については「お答えできることは今の時点でない」と話すにとどめていたが、年が明け、現役からは離れることを公表した。

 ジュニア時代には15年ジュニアGPファイナルで銅メダル、16年世界ジュニア選手権で金メダルを獲得。シニアでもいきなりUSインターナショナルクラシックを制したものの、五輪出場には届かなかった。

 私生活では、宇野昌磨(トヨタ自動車)が本田との交際を認め、氷上のビッグカップルとしても注目を集めている。

 ◆本田真凜(ほんだ・まりん)2001年8月21日、京都市出身の22歳。2歳からスケートを始め、ジュニア1年目の16年世界ジュニア選手権で金メダルを獲得。翌17年の同大会は平昌五輪金のアリーナ・ザギトワ(ロシア)に次ぐ銀メダルだった。明大4年。1メートル63。

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