甲子園ボウルで関学大VS立命大の「関西決戦」が実現する!? 来季から全日本選手権がボーダーレスに

[ 2023年12月4日 14:03 ]

2022年の甲子園ボウルで5連覇を達成し、喜ぶ関学大
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 学生アメリカンフットボールの日本一を決める「全日本大学選手権」が2024年度から大幅にリニューアルされることが4日、発表された。最激戦区の関西、関東の出場枠がそれぞれ「3」に増え、これまで東日本、西日本で分かれていたトーナメントが初めて一本化。この改正により、78回の歴史で続いてきた「東西決戦」の図式が崩れ、同選手権決勝の甲子園ボウルが「関西対決」「関東対決」になる可能性も出てきた。

 聖地への門戸が全国の大学に開かれてから来年で15年。選手権は再び新たなステージを迎える。今回の決定について、連盟関係者は「関東や関西の強いチームが全国各地のいろんな場所で試合をすることで、地方も刺激を受け、活性化される」と狙いを明かした。

 関西、関東の増枠以上に注目を集めるのが東西の「ボーダーレス化」。関西2位VS関東3位、関東1位VS関西3位など、これまで実現しなかったカードが、早ければ準々決勝から観られる。学生アメフトは久しく「西高東低」の図式が続いており、最近20年間の甲子園ボウルでは、関西勢の17勝3敗。今季のリーグ戦も激闘の末、3校が1敗で優勝を分け合っており、関学大VS立命大の「名勝負数え唄」や、伝統の「関関戦」が2024年甲子園ボウルのカードとなるかもしれない。

 もちろん、関東勢の奮起、そして地方大の台頭があれば、フレッシュな顔合わせも生まれる。「冬の風物詩」が大きく様変わりする時が来た。

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