早大が謝罪と処分発表 相撲部は「活動停止」 部員の大麻容疑逮捕受け「深くお詫び」「慙愧に堪えません」

[ 2023年11月15日 17:08 ]

早稲田大学大隈講堂
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 早稲田大学は15日、大麻取締法違反(譲り受け未遂)の疑いで同大相撲部の部員が逮捕された問題に関して謝罪のコメントを発表した。

 早大は公式サイトに「本学学生が逮捕されたことについて(お詫び)」を掲載。「このたび、本学学生が大麻取締法違反の疑いで逮捕されました。大麻の事案は国を挙げて撲滅に取り組んでいる中、慙愧に堪えません。大学として事態を厳粛に受け止め、深くお詫び申し上げます。このような事態に至った経緯を調査し、全力で再発防止策を講じて参る所存です。今回の事態を深刻に受け止め、当該学生が所属する本学相撲部に対して、11月14日付で、事態の全容が判明するまで当面の間『活動停止』を命じました。今後は、捜査に全面的に協力するとともに、事実関係を早急に確認し、改めて情報を開示させていただきます。2023年11月15日 早稲田大学」とした。

 事件は14日、福岡県警が大麻取締法違反(譲り受け未遂)の疑いで東京都西東京市の早大生、園田陽司容疑者(20)を逮捕。園田容疑者は相撲部に所属しており、逮捕を受け大学は他の部員への聞き取り調査を始めた。「事実関係を早急に確認し、事実であれば厳正に処分する」としていた。

 県警は14日までに、同法違反(所持)の疑いで福岡県福津市の会社員広渡翔馬容疑者(21)と、同市の無職の男(20)も逮捕した。いずれの認否も明らかにしていない。

 園田容疑者の逮捕容疑は7月中旬ごろ、広渡容疑者に依頼して大麻を含む植物片を隠した郵便物1個を用意させ、譲り受けようとした疑い。8月4日、広渡容疑者から投函(とうかん)を依頼された無職の男の家族が郵便物を見つけ、警察に通報した。

 相撲部のウェブサイトによると、園田容疑者はスポーツ科学部の3年生で、博多高(福岡市)出身。5月に大分県宇佐市で開かれた大会に出場するなどしていた。

 最近では日大アメリカンフットボール部、東農大ボクシング部など大学運動部の学生による薬物事件が相次いでいる。

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