【ラグビーW杯】李承信、W杯デビューへ「楽しみ」 リザーブから「クローズする役割としてリード」

[ 2023年9月27日 19:57 ]

ラグビーW杯フランス大会1次リーグD組   日本―サモア ( 2023年9月28日    トゥールーズ )

<日本代表会見>会見に出席した李(撮影・篠原岳夫)
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 日本代表は27日、1次リーグ第3戦となる28日(日本時間29日)のサモア戦に向け、拠点とするトゥールーズのエルネスト・ワロン・スタジアムで前日練習を行う。

 練習前には、今大会初めて登録メンバーに入ったSO李承信(22=神戸)が試合会場のスタッド・ド・トゥールーズで会見し「ワクワクしている。楽しみ」とW杯デビューを待ち望んだ。

 W杯前最後の実戦となった先月26日のイタリア戦でゴールキック4本中2本を外す不調。第2戦まで登録メンバーから外され「代表に入ってから、メンバー外になるっていうことがあまりなかったので、心の底から悔しい気持ちを痛感した」と振り返る。

 登録メンバーに入れない日々が続いた期間は、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)やデイビッド・ガルブレイス・メンタルコーチと精神面について話し合いを重ねたという。心身ともにリフレッシュできており「モチベーションもメンタルもいい状態」と自信を取り戻している。

 指揮官は「接戦になると思うので(勝利という)結果を出すには23人全員の力が必要だ」と総力戦を覚悟しており、リザーブ組のインパクトがより重要視される。「(試合を)クローズする役割としてリードしたい」と李。若きクローザーが、試合終盤を支配する。

 ◇李 承信(リ・スンシン)2001年(平13)1月13日生まれ、兵庫県出身の22歳。4歳から兵庫県ラグビースクールで競技を始める。大阪朝鮮高級学校卒業後は帝京大に進学も中退。高いステージを目指して20年9月30日にリーグワン神戸入り。代表歴はジュニアジャパン、U19日本代表。22年6月25日のウルグアイ戦で初キャップ。日本代表キャップ10。1メートル76、85キロ。SO。

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