藤波朱理が127連勝で2年ぶり世界一　レスリング世界選手権

レスリング世界選手権第6日 （ 2023年9月21日    ベオグラード ）

21年以来2度目の優勝を果たした藤波朱理（AP）
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　来年のパリ五輪予選を兼ねて行われ、女子53キロ級決勝で藤波朱理（19＝日体大）がワネサ・カラジンスカヤ（AIN）をテクニカルスペリオリティー（旧テクニカルフォール）で破り、21年以来2度目の優勝を果たした。中2だった17年9月から続く連勝も127に。悲願の五輪金メダル獲得へ、また一歩前進した。

　前日行われた準々決勝ではエクアドル選手に国際大会では19年2月以来の失点を喫するなど苦戦も、最後はフォール勝ち。その後の準決勝ではギリシャ選手にテクニカルスペリオリティーで勝つなど、結果的に強さが際立つ結果に。昨年は大会直前に左足甲を痛めて欠場した悔しさを振り払った。

　決勝後はセコンドに付いた父・俊一コーチとともに、日の丸を持ってマット上をウイニングラン。ウイニングセレブレーションの予行演習も終え、約10カ月後のパリへと向かう。