日翔志6勝！新十両昇進確実に「うれしい。感慨深い」首の大ケガから復帰…ついに悲願成就

大相撲秋場所13日目 （ 2023年9月22日    東京・両国国技館 ）

＜大相撲秋場所13日目＞白鷹山（左）を攻める日翔志（撮影・久冨木　修）
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　西幕下3枚目の日翔志（26＝追手風部屋）が十両・白鷹山（28＝高田川部屋）を破って6勝目を挙げた。

　白鷹山の突っ張りを下からあてがって応戦し、逆に突き返してから右をのぞかせて押し出し。「前に出られたからよかった」と振り返った。

　6番相撲で日大の2学年後輩にあたる尊富士（24＝伊勢ケ浜部屋）と対戦し、取り直しの末に勝ったものの左の臀部（でんぶ）付近を負傷。「四股も踏めず寝返りも打てなかった」というほどだったが、この日は痛み止めを飲んで土俵に上がった。

　これで来場所の新十両昇進が確実に。勝てば決まる大一番だったが「5番でも上がれると心のどこかで思っていたので」と気負いはなかった。入門半年後に負った首の大ケガから復帰。「うれしい。ここまで来れるとは思ってなかったので感慨深い」。埼玉栄高では琴ノ若（25＝佐渡ケ嶽部屋）と同期だった苦労人が、ようやく関取の座を手中に収めた。