【ラグビーW杯】日本 アンラッキーなトライなぜ取られた 手と腕以外は含まれず「ノックオン」とは

[ 2023年9月18日 06:31 ]

ラグビーW杯フランス大会1次リーグD組   日本12―34イングランド ( 2023年9月17日    ニース )

<日本・イングランド>善戦したものの最後は大差をつけられて敗れた日本代表(撮影・篠原岳夫)
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 世界ランキング14位の日本は、前回大会準優勝のイングランドに12―34で敗れ、今大会2戦目で初黒星を喫した。11度目の対戦となったラグビー発祥国からの初勝利を逃し、1次リーグ残り2戦へ切り替える。

 12―13で迎えた後半16分には、相手SOフォードのパスを途中出場のスチュワートが触れ、さらにそのボールがプロップのマーラーの頭に直撃。前に転がった段階で日本の選手は動きを止めたが、イングランドのローズが拾い上げてインゴールへ。TMO(ビデオ判定)の結果、スチュワートはノックバック(後方への落球)、マーラーは頭のみの接触のためノックオンとは判定されず、トライが認められた。

 日本にとってはあまりにもアンラッキーなトライだったが、セルフジャッジが招いた失点とも言える。ラッキーなトライを挙げたローズも「(マーラーに)お礼を言った」と笑ってトライシーンを振り返った。

 国際統括団体ワールドラグビー(WR)が発行する競技規則では、ノックオンは「プレーヤーがボールを落としボールが前方へ進む、または、プレーヤーが手、または、腕でボールを前方へたたく、または、ボールがプレーヤーの手、または、腕に当たってボールが前方へ進み、そのプレーヤーがそのボールを捕りなおす前にボールが地面または他のプレーヤーに触れることをいう」と規定されている。手や腕以外の場所に触れてボールが前にこぼれても、ノックオンにはならない。

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