女子バレー、井上で連勝 エース古賀が不調もカバー「紗理那だけのチームではなくて…」

[ 2023年9月18日 05:00 ]

バレーボール パリ五輪予選 第2日   日本3―0アルゼンチン ( 2023年9月17日    東京・国立代々木競技場 )

<日本・アルゼンチン>勝利に笑顔の(右から)井上、和田、古賀、関、林、宮部、渡辺(撮影・小海途 良幹)
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 火の鳥NIPPONが開幕2連勝を飾った。6大会連続の五輪出場を目指す世界ランク8位の日本は、同18位のアルゼンチンに3―0で勝ち、2勝0敗とした。井上愛里沙(28=日本バレーボール協会)がチーム最多の17得点で貢献した。五輪予選は8チームが1回戦総当たりで戦い、上位2チームに来年の本大会出場権が付与される。18日は試合が行われず、日本は19日の第3戦でプエルトリコと対戦する。

 背番号10が躍動した。井上はこの試合最初の得点を奪うと、スパイク、バックアタックを次々と叩き込み第1セットで7得点。その後も要所で強打を決めてチーム最多17得点。不調のエース古賀をカバーし、勝利の立役者になった28歳は「相手のウイークな部分を攻めることを徹底してやった」と胸を張った。

 筑波大1年時の14年に代表初招集されながらリオ、東京五輪の出場を逃し引退を考えた。だが現役最後と覚悟を決めていた21~22年にVリーグ日本人最多得点記録を更新。真鍋監督に口説かれ代表復帰すると、昨年の世界選手権は全10試合に先発し得点を量産した。

 サーブレシーブを免除され「より得点を取らないといけない気持ちになるし、私が決めることでチームも勢いが良くなる」と責任感を持ち、主力としてパリを目指している。

 「ミスの少なさが私の武器」と言う。この日も正確なスパイクが光った。真鍋監督も「ミス、被ブロックもゼロだと思う。素晴らしかった」と絶賛した。

 昨夏フランスリーグに移籍。体のケアも十分受けられず、食事は自炊という環境でタフさも身につけた。アルゼンチンのミドルブロッカーとはフランスで対戦経験がある。「特徴は分かっていたので、そこをうまく利用して得点できた」と欧州での経験も生かした。

 井上は「(古賀)紗理那だけのチームではなくて、一人一人が点を取る意識でやっている」と言い切る。経験豊富なアタッカーが調子を上げてきた。

 ◇井上 愛里沙(いのうえ・ありさ)1995年(平7)5月8日生まれ、京都府出身の28歳。西舞鶴高、筑波大を経て18年久光加入。22年フランス1部サンラファエル移籍。14年日本代表初選出。22年世界選手権出場。1メートル78、68キロ。アウトサイドヒッター。

 ≪宮部13得点「自信に」≫ミドルブロッカー宮部がチーム2番目の13得点を挙げた。金蘭会高2年時に代表デビューした逸材。米国留学の期間を挟んで今年、6年ぶりに代表復帰した。元々サイドでプレーしていたアタッカー。この試合では中央からサイドに流れながらスパイクを決める場面が目立った。「最近はミドルで練習していたので、サイドに開いて打って決めるのは気持ちいい。練習してきたことが得点に表れて自信になる」と満足そうに話した。

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