早大2年の「和製ラーム」中野麟太朗が67暫定首位「プラン通りにできました」

[ 2023年8月31日 16:26 ]

男子ゴルフツアー フジサンケイ・クラシック第1日 ( 2023年8月31日    山梨・富士桜CC=7424ヤード、パー70 )

好発進した早大2年の中野麟太朗
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 6月の日本アマ選手権を制した早大2年の中野麟太朗(19)が4バーディー、1ボギーの67、3アンダーで回り、ホールアウト時点で暫定首位に立つ好発進を決めた。「前半のインコースは耐えることが優先。後半に伸ばそうと。6番からの3連続バーディーは出来すぎですね。プランを組み立てて絶対崩壊するだろうと思ったけど本当にうまくいっちゃうんだ…みたいな。プラン通りのゴルフができました」と笑顔で振り返った。

 1オーバーでも許容範囲としていた前半だったが、15番で10メートルの下りスライスを沈め、1つ伸ばして折り返した。後半はショットとパットが噛み合い、6番から3連続バーディー。「きょうはショットの調子もパットも全部良かったです」と振り返った。

 高校2年の冬に体重を16キロ増、元々、左手首が親指方向に曲げられない体質に悩んでいたが、プロコーチの坂詰和久氏の指導で無理にコックしなくてもいいスイングを習得した。動画で見ると「ジョン・ラーム(28=スペイン)に似てるんです。僕もいつかマスターズのような舞台で勝てるようになりたい」と自信を深めた。その後は21年の関東アマ、同全国高校選手権も制し、一気に才能が開花した。

 明大中野高からスポーツ科学を学ぶため早大に進学。文武両道を続けながら、腕を磨いてきた。今季はプロツアーに出場5戦目。過去4試合は予選落ちも「全部自分の成長に、自分の悪さと自分にできるプロにも勝てる場所が何なのか、ちゃんと理解して、5回目の富士桜で証明できたのかなと思います」と話した。

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