田中希実“スーパー日本新”の価値…05年→21年で0秒38更新の女子5000m 今回一気に約15秒!

[ 2023年8月24日 17:32 ]

ハッサンを追う田中希実(ロイター)

 ハンガリー・ブダペストで開催中の陸上・世界選手権でスーパー日本新記録が誕生した。

 23日(日本時間24日)の女子5000メートル予選2組。1500メートル日本記録保持者の田中希実(23=ニューバランス)が、これまでの記録を一気に14秒86も更新する14分37秒98をマークした。

 日本女子で初めて15分を切ったのは02年7月。“トラックの女王”福士加代子が、自身の15分2秒08を更新する14分55秒21の日本新を叩き出した。

 福士はその後、同年10月に14分55秒19、05年7月に14分53秒22と自らの記録を更新。14分53秒22は、21年東京五輪で広中璃梨佳(22=日本郵政グループ)が14分52秒84を出すまでレコードブックに君臨した。

 広中が福士の記録をわずか0秒38更新するまでに16年要したが、そこから2年で田中は一気に15秒近く更新。このことからも、今回の田中の記録の偉大さが分かる。

 日本時間27日午前3時50分号砲。「入賞を狙っていきたい。勝負になっても負けてもいい気楽さがある。チャレンジの気持ちでスタートラインに立ちたい」。夜更かしか早起きか。いずれにせよ、必見のレースになるのは間違いない。

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