砂村光信氏 複数ポジションこなせる選手を優先させ選手層に厚み 若手は貪欲に吸収を

[ 2023年8月16日 05:27 ]

<ラグビー日本代表壮行会>壇上に上がるW杯初出場の福井(撮影・篠原岳夫)
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 【砂村光信の目】晴れの会見にもかかわらず、30人しか選べなかったジョセフHCの苦悩が手に取るように分かる選考となった。残る3枠には、ロック2人が入るのは確実だろう。心配なのはディアンズ。肩に加えて足首も故障を抱えており、選ばれても、ほぼぶっつけでW杯を迎えるのは確実。今後の代表や本人のためにも、21歳で迎える今大会にぜひ出場してほしいが、悩ましいところだ。

 全体として専門職を除けば、複数のポジションをこなせる選手が優先された。選手層を厚くするため、ジョセフHCが就任当初から推し進めてきたことが形に表れたと言える。

 一方で世界的にWTBが専門職となりつつあるが、日本はCTBやFBもカバーする選手が多い。裏を返せば、前回大会の福岡のような絶対的な決定力を持つ選手が不在ということ。その分はチームとして、外で取り切る形をつくってほしい。対戦相手はコンテストキックを多用してくると予想されるが、長身で左利きのFB山中が外れただけに、バックスリー全体でカバーできるように連係を高めていく必要がある。

 平均年齢は28.8歳で15年、19年からほぼ横ばい。その中で22歳の李、23歳の福井や長田が選出されたことは朗報だ。次回大会以降の屋台骨となるべく、貪欲に吸収してほしい。
(元U―23日本代表監督)

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