渡辺雄太 右足首負傷 足を引きずりながらロッカールームへ W杯へ試練

[ 2023年8月16日 05:00 ]

バスケットボール男子国際強化試合   日本75-65アンゴラ ( 2023年8月15日    東京・有明アリーナ )

男子日本代表国際強化試合<日本・アンゴラ>第2クオーター、足首を痛め倒れ込む渡辺雄(右)(撮影・尾崎 有希)
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 25日に開幕するW杯(日本など3カ国共催)へ調整を続ける世界ランク36位の日本代表は、同41位のアンゴラに75―65で逆転勝利した。7月下旬のチーム合流後、初の公式戦となった渡辺雄太(28=サンズ)が第2Q途中に右足首を痛めて負傷交代。17日の世界5位のフランス戦は欠場が濃厚で、本番前最後の強化試合となる19日の同7位スロベニア戦も微妙な状況。チームの“熟成”に不安要素が生まれた。

 最も恐れていたアクシデントが起きた。第2Q残り3分27秒、ドリブルで敵陣に切れ込んだ渡辺が相手と接触して倒れ込んだ。右足首を押さえて表情をゆがめると、一人で立ち上がり足を引きずりながらロッカールームに直行。コートに戻ることはなかった。11分47秒出場で、4得点、7リバウンド、3アシスト。第3Q終了間際にベンチに戻ると、チームを鼓舞して笑顔を見せる場面もあったが、試合後は取材エリアに姿を現さなかった。

 ホーバス監督は「軽い捻挫。大丈夫そうです。病院にも行かない」と軽傷を強調。W杯に間に合うことは明言したうえで「フランス戦は出さない。スロベニア戦はチャンスがあれば出したいが、分からない」と起用法に言及した。渡辺はNBA規定でW杯4週間前までは代表活動に参加できず、7月下旬にチームに合流。約21分出場した13日のアンゴラとの練習試合が約4カ月ぶりの実戦だった。

 この日は7月下旬に右股関節を負傷したホーキンソンの復帰戦。2月に日本国籍を取得し、渡辺とは初の同時出場だった。指揮官は「あの2人のコンビはまだ100%ではない」とW杯直前の3試合で連係面を深める予定だったが、プランは崩壊。富樫は「できるだけ多くの時間ベストメンバーでコートに立つのが一番の準備になるので、なかなか厳しい状況ではある」と厳しい表情を浮かべた。W杯開幕まで10日。アジア最上位に与えられるパリ五輪出場権を目標に掲げるチームが、試練を迎えた。

 《富永が本領発揮》
 大黒柱の渡辺がコートを去る中、富永が両チーム最多20得点の活躍で逆転勝利をたぐり寄せた。試合開始27秒に3点シュートを沈めて勢いに乗ると、14本中6本の3点シュートを成功。第4Q残り6分22秒には相手に体を当てられながらマイナスの角度から決めた。チームの3点シュート成功率が26.8%に低迷する中で“和製カリー”の本領を発揮。「W杯に向けてもっともっとパーセンテージを上げていきたい」と力を込めた。

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