坂本花織　女子SP2位発進　家族の力演技に新SPお披露目「2分50秒、緊張しっぱなしだった」

冒頭のダブルアクセルの着氷でこらえ、苦笑いする坂本（撮影・長久保　豊）
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　フィギュアスケートのげんさんサマーカップ第3日は、女子ショートプログラム（SP）が滋賀・木下カンセーアイスアリーナで行われ、世界選手権2連覇中の坂本花織（シスメックス）が今季初戦を迎え、67・28点で2位発進となった。住吉りをん（オリエンタルバイオ・明大）が69・63点で首位。男子フリーでは、三浦佳生（オリエンタルバイオ・目黒日大高）が170・67点で合計262・51点として優勝した。

　世界女王の坂本が演技後に苦笑いを浮かべた。初お披露目となった、産婦人科医が主人公のドラマ「コウノドリ」のテーマ曲「Baby，God　Bless　You」。冒頭のダブルアクセル（2回転半）から乱れ「2分50秒、緊張しっぱなしだった」と頭をかいた。まだ完成には程遠いが、SPに込めた思いは強い。今年1月にめい、同3月においが誕生。「お姉ちゃんから動画や写真が届いて、凄い力になっている。その力を演技に変えたいと思った」。今季の目標に掲げる全日本選手権と世界選手権の3連覇へ、初めて自ら選んだ曲とともに突き進む。