バルタスロールの死闘の舞台 メジャー初V狙う畑岡奈紗「あやかりたい」

[ 2023年6月21日 12:11 ]

畑岡奈紗はプロアマ戦で笑顔
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 女子ゴルフの今季メジャー第2戦、全米女子プロ選手権は22日から4日間、ニュージャージー州のバルタスロールGC(6621ヤード、パー71)で開催される。米通算6勝の畑岡奈紗(24=アビームコンサルティング)が20日、取材に応じ「バルタスロールの死闘」で知られる舞台での、初のメジャー制覇への意気込みを語った。

 43年前、畑岡が生まれる前のこと。詳しくは知らないけれど、「バルタスロールの死闘」という言葉は頭にある。1980年に青木功がジャック・ニクラウスが全米オープンでメジャー史に残る名勝負を演じたコースだ。さらには当地での16年の全米プロ選手権で松山英樹が4位に入ったことを聞くと、24歳は「あやかりたいですよね」と笑顔で言った。

 この日はプロアマ戦で18ホールをラウンド。ここではコースをチェックしながら、新しいテストもテストする姿があった。今週から投入する可能性が高いのが、「人生で初めて打ったと思う」と語る7Wだ。キャリー210ヤードほどで、飛距離自体は3Uとほぼ同じ。しかし「ボールが優しく上がってグリーンに止めることができる」。距離もあって砲台グリーンで、さらにはラフも深い。そんなメジャーセッティングへの対策として、より球の高さが出る“新兵器”をバッグに入れる可能性がある。

 ここまで今大会では過去6戦中、トップ5が3度。18年にはプレーオフで敗れ、タイトルにわずかに届かなかった舞台でもある。「やっぱり今までの大会との相性もいいですし、今まで経験してきたものもある。それをしっかりと生かせたらいい」と力を込めた。

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