照ノ富士 238日ぶりの勝ち名乗り 両膝ケガから復活期す場所幸先良い初日

[ 2023年5月15日 04:20 ]

大相撲夏場所初日 ( 2023年5月14日    両国国技館 )

正代(左)をすくい投げで下した照ノ富士(撮影・久冨木 修)
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 両膝のケガから復活を期す横綱・照ノ富士は小結・正代を下し、昨年秋場所8日目以来、238日ぶりに勝ち名乗りを受けた。

 立ち合いで前に出られず、逆に相手の強烈な左おっつけで後退。土俵際に詰まったが右すくい投げで吹っ飛ばし、満員の観客の拍手を浴びた。取組後は「久しぶりって感じ。やっと土俵に立てた」と穏やかな表情。内容には「あまり当たれていない感じだったので、しっかり見直してやっていきたい」と気持ちを引き締めた。

 昨年秋場所10日目から今年春場所千秋楽まで連続休場は51日。過去50日以上連続で休場した横綱は7人いたが、復帰場所の優勝は68年秋場所の大鵬1人しかない。優勝争いに加わりたい気持ちを問われると「もちろん、はい」と綱の自覚をのぞかせた。

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