バレーVリーグ再編成「SVリーグ」来年10月発足「世界最高峰のリーグになるチャンスある」

[ 2023年4月27日 05:10 ]

記者会見する日本バレーボールリーグ機構の国分裕之会長(左)と大河正明副会長
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 日本バレーボールリーグ機構(Vリーグ機構)は26日、都内で会見を開き、現行のVリーグを再編成して来年10月に発足する新リーグの名称を「SVリーグ」にすると発表した。「S」はStrong(強く)、Spread(広く)、Society(社会)の頭文字に由来する。

 加盟に必要なライセンスの申請は8月に始まる。ホームアリーナ確保、ユースチーム設置、チーム名に地域名を入れることなどが要件となるが、チームの独立法人化、選手全員のプロ化は求めない。海外選手を獲得しやすくするため外国人枠拡大も検討している。

 男女とも最大16チームを想定。ホーム&アウェー方式で各チーム44試合を戦うレギュラーラウンドを行い、上位8チームがトーナメント方式のプレーオフに進む。

 リーグの収益を21~22年シーズンの7億7000万円から最初のシーズンで20億円に増やすことを目指す。また加盟を希望しないチームのためVリーグを男女とも1部にして存続。東西カンファレンス制を導入する。

 バスケットボールのBリーグでチェアマンを務めた同機構の大河正明副会長は「アリーナ競技でトップを目指す。バスケットボールにはNBAという大きな存在があるが、バレーボールでは世界最高峰のリーグになるチャンスがある」と成功に自信を見せた。

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2023年4月27日のニュース