レイカーズが球宴前最後の試合で白星 ジェームズが復帰 八村はベンチスタートで4得点

[ 2023年2月16日 14:45 ]

ペリカンズのエルナンゴメスをマークする八村とジェームズ(AP)
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 レイカーズは15日、地元ロサンゼルス(カリフォルニア州)でゴン州)でペリカンズと対戦。フリースローを36本中14本外すなどシューティングの精度を欠きながらも、一度もリードを許すことなく120―102(前半55―51)で勝利を収めて、球宴前最後の試合で白星を飾った。

 この試合では7日のサンダー戦で通算得点の新記録を樹立したレブロン・ジェームズ(38)が4試合ぶりに復帰し、29分の出場で21得点と6リバウンド、6アシストを記録。しかし放った5本の3点シュートはすべて失敗し、第3Q残り1分ではフリースロー2投目が“エアボール”となる珍しい場面も見られた。

 ジェームズは2003年のデビュー以来、これが1411試合目。通算得点はこれで3万8411となった。

 ダービン・ハム監督(49)はここ8試合連続で先発していた八村塁(25)のほか、デニス・シュルーダー(29)、トロイ・ブラウンJR(23)に代わって前ティンバーウルブスのディアンジェロ・ラッセル(26)、前ジャズのジャレッド・バンダービルト(23)とマリク・ビーズリー(26)の移籍トリオをスターターで起用。八村は16分の出場で4得点、4リバウンドという内容で、放った4本の3点シュートはいずれもリングに嫌われたが出場時間帯のチームスコアは「プラス8」だった。

 ラッセルは21得点、ビーズリーは8得点、バンダービルトは6得点で、同じく先発したアンソニー・デービス(29)は28得点と10リバウンド、5アシストをマーク。またマジックから移籍してきたセンターのモー・バンバ(24)も新天地で初出場を果たし、NBA歴代最長と言われている239センチのウイングスパン(両手を広げた長さ)を生かして18分で4得点と6リバウンド、3ブロックショットを記録している。

 ペリカンズは30勝29敗でこのカードは今季1勝2敗。レイカーズに3シーズン在籍したブランドン・イングラム(25)が25得点、CJ・マカラム(31)が22得点を稼いだものの、西地区全体で6位から8位に順位下げた。

 西地区全体首位のナゲッツは地元デンバー(コロラド州)でマーベリクスに118―109(前半61―44)で勝って3連勝で41勝18敗。過去2シーズン連続でMVPに選出されているセンターのニコラ・ヨキッチ(27)は14得点、13リバウンド、10アシストで今季21回目(通算97回目)のトリプルダブルを達成。今季51試合では平均24・7得点、11・5リバウンド、10・1アシストで「年間トリプルダブル」に向けて突き進んでいる。

 また584リバウンドと515アシストを記録。球宴前までに500リバウンド+500アシストをクリアしたのはラッセル・ウエストブルック(16、17、18年シーズン)とオスカー・ロバートソン(61年シーズン)に続き、史上3人目(5回目)となった。マーベリクスはルカ・ドンチッチ(23)が37得点をマークしたものの3連敗で31勝29敗。ネッツから移籍してきたカイリー・アービング(30)は腰痛で欠場した。

 東地区全体首位のセルティクスはピストンズを127―109(前半66―51)で下してここ9戦で7勝目。前半戦を42勝17敗で折り返した。

 東地区全体3位の76ersは4位のキャバリアーズに118―112(前半63―38)で勝って4連勝。キャバリアーズの連勝は7でストップした。

 低迷するスパーズはホーネッツにも110―120(前半57―60)で敗れてチーム・ワーストの14連敗。サンダーに敗れたロケッツも7連敗を喫した。

 なおNBAは16日(日本時間17日)に球宴前最後の3試合を消化。オールスターゲームは19日にジャズの地元ソルトレイクシティー(ジャズ)で開催され、レギュラーシーズンは23日に再開される。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場4分33秒=2得点)
(1)7分27秒・右サイドから3点シュート=×
(2)8分17秒・ゴール下で左手でシュート=○(アシスト・デービス)
(3)10分37秒・右サイドで3点シュート=×
 ▼第2Q(出場4分3秒=2得点)
(4)2分56秒・右サイドからドライブしてスピンムーブからシュート=○
 ▼第3Q(出場4分39秒=無得点)
(5)6分58秒・正面やや右から3点シュート=×
(6)10分23秒・左コーナーから3点シュート=×
 ▼第4Q(出場1分51秒=シュート機会なし)

 <15日の結果>
*ホーネッツ(17勝43敗)120―110スパーズ(14勝45敗)
*ペイサーズ(26勝34敗)117―113ブルズ(26勝32敗)
*セルティクス(42勝17敗)127―109ピストンズ(15勝44敗)
*76ers(38勝19敗)118―112キャバリアーズ(38勝23敗)
ニックス(33勝27敗)122―101*ホークス(29勝30敗)
*ネッツ(35勝22敗)116―105ヒート(32勝27敗)
*グリズリーズ(35勝22敗)117―111ジャズ(29勝31敗)
*サンダー(28勝29敗)133―96ロケッツ(13勝45敗)
*ナゲッツ(41勝18敗)118―109マーベリクス(31勝29敗)
*レイカーズ(27勝32敗)120―102ペリカンズ(30勝29敗)
 *はホームチーム

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