堀江翔太、ゴッドハンド”佐藤義人氏“とトークイベントでサトトレ実演「体には正しい使い方がある」

[ 2022年7月31日 18:02 ]

「SATO TRAINERS ACADEMY」トークショーを行った堀江翔太(左)、佐藤義人氏
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 ラグビー日本代表のフッカー堀江翔太(36=埼玉)とアスレチックトレーナーの佐藤義人氏が31日、都内でトークイベントに登壇した。

 堀江は14年から佐藤氏に師事し、“サトトレ”と呼ばれる独自のトレーニングを積んできた。15年2月に受けた首の手術後もリハビリを指導してもらい、“ゴッドハンド”と名高い佐藤氏の施術を受けたことで復活。同年のW杯イングランド大会での活躍につながり、36歳で迎えた今季リーグワンでは初代MVPに輝いた。

 今回は堀江と佐藤氏が共同で行うトレーナー育成プロジェクト「SATO TRAINERS ACADEMY」(STA)が始動したことを記念したトークイベント。壇上では2人が“サトトレ”を実演し、会場に駆けつけたファンに体の適切な使い方や正しいトレーニングフォームを解説した。

 来場者からの質問コーナーでは「子どもに教える正しい走り方」をテーマにトークを展開。佐藤氏は「はだしで運動させる機会をつくって指の力をつけた方が良い。あとは背中の使い方。一生懸命になればなるほど頭が突っ込んでしまう。日本人は腹筋とか(体の)前側が強い人種なので(前かがみになって)力んで走ってしまい、ハムストリングとか背中を連動させた走りができないので加速しない。だから、足の指と背中は必ず見てあげてほしい」と回答した。

 堀江は“サトトレ”の効果を「ケガが減った。足首のケガがほとんどない。体には本来の正しい使い方がある」と力説。今後の育成プロジェクトについては「良いトレーナーが増えれば増えるほど、良い体を作れると思う。若いうちから(正しいトレーニングを)することで伸びしろも違う。良い選手を増やすには、まずはトレーナーから」と語った。

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