古江彩佳が68で回り通算11アンダーの9位浮上「いいゴルフができている」

[ 2022年7月31日 01:51 ]

米女子ゴルフツアー スコットランド・オープン第3日 ( 2022年7月30日    英ゲイレス ダンドナルド・リンクス=6494ヤード、パー72 )

第3ラウンド18番、ラウンドを終え笑顔を見せる古江=左(撮影・西尾 大助)
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 古江彩佳(22=富士通)は5バーディー、1ボギーの68をマークし、畑岡奈紗(23=アビームコンサルティング)とともに通算11アンダーの9位に浮上した。首位とは4打差となっている。

 「68」をマークしたムービングデー。古江がポイントに挙げたのは5つのバーディーではなく、中盤12番パー4でのパーセーブだった。第2打でグリーンを捉えられず、アプローチも寄らず。7メートルのパーパットが残るピンチも、これをねじ込んでみせた。「あそこがボギーだったら、リズムも変わっていたかも。パーセーブができて、リズムをつかんだまま回れた」。起伏の激しいグリーンで、勝負どころでのパットがさえ渡った。

 「本当にいいゴルフができていて、この風がある中でよくアンダーで回れたなと思う。ロングパットもちゃんと入っているのが、今のスコアにつながっている」

 2、3番と2メートルのチャンスを決めて着実にスコアを伸ばす。7番では3メートル、9番では6メートルのバーディーパットを沈めて勢いに乗った。12番でのパーセーブを経て、14番パー5では第3打をピン奥2メートルにつけて5つ目のバーディー。第1打をグリーン左奥に外した15番こそボギーを叩いたが、強風が吹いたムービングデーも安定した内容だった。

 昨年からタッグを組むキャディーのマイク・スコット氏はコースから車で約40分の地元出身。不規則な海風、難解なグリーンを攻略する大きな味方となっており、「凄く助かっている」と古江。経験の少ない英国のリンクスコースで3日間、アンダーパーを並べられている理由の一つだ。

 首位とは4打差。「上位でいられるのはうれしい。自分のプレーに集中して、またアンダーで回れるよう頑張りたい」。十分に逆転を狙える位置で、最終日を迎える。

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2022年7月31日のニュース