上山 サーフィン男子CS開幕へ意気込み「凄く楽しみ。ハングリーに戦いたい」

[ 2022年4月20日 05:30 ]

チャレンジャーシリーズへ向け意気込みを語った上山キアヌ久里朱
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 サーフィン男子の上山キアヌ久里朱(くりす、21)が19日、プロ最高峰のチャンピオンシップツアー(CT)昇格を争うチャレンジャーシリーズ(CS)開幕を前に千葉県一宮町で取材に応じ、「凄く楽しみ。ハングリーに戦いたい」と抱負を語った。

 CTは日本男子で参戦しているのが東京五輪銀メダルの五十嵐カノアのみという最高峰の舞台で、登竜門のCSは5月のオーストラリアを皮切りに世界各地で全8戦が行われる。当然、遠征費用はかさむが「CSに出られなかったらアルバイトをする予定だった」という懐事情を明かした上山は、「前半戦でどれだけ賞金を稼げるか」と文字通りハングリー精神を前面に出してツアーを回る構えだ。

 3月のCS参戦決定後は本格的な肉体改造に着手し、1日3食だった食事は6、7回に。理想は海外の大きな波にも負けない屈強なボディーで、「俊敏性があるデカい体にしたい」とツアーを回りながら世界基準の体をつくる。

 ◇上山 キアヌ久里朱(かみやま・きあぬくりす)2001年(平13)1月6日生まれ、大阪府出身の21歳。4歳ごろに父の手ほどきでサーフィンを始める。中2で競技のために徳島県へ移住。17年にプロ資格を取得し、同年の世界ジュニア16歳以下の部で3位、18年には同18歳以下の部で優勝。1メートル76、69キロ。趣味は音楽鑑賞と釣り。ハワイ生まれで名前の「キアヌ」はハワイ語で「山頂を吹く風」の意味。

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2022年4月20日のニュース