3人制プロバスケの江東フェニックス 医療用マスクとゴーグルを寄付

[ 2020年4月19日 17:15 ]

江東フェニックスが江東区内病院に寄付した医療用「N95マスク」
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 東京・江東区を本拠地として活動を行う3人制プロバスケットボールチーム「KOTO PHOENIX.EXE(江東フェニックス)」が16日、医療用「N95マスク」100枚と医療用ゴーグル2個を同区内の病院に寄付した。

 N95マスクは、医療従事者に必要で新型コロナウイルス感染が広がり入手困難となっている。今回、寄付を行った救急病院は、患者が運ばれてきた際、医師やスタッフは常に新型コロナウイルス感染リスクにさらされており、N95マスクがなければ診療の継続すら危ぶまれている。

 寄付を病院長は「現在、N95マスクは非常に高騰しているだけでなく、本当に入手できない状況で寄付していただき、感謝しております。当院でも在庫がなくなってきており、助かりました。大切に使わせていただき、医療行為に役立てさせていただきます」と語った。

 江東フェニックスの大坪孝行オーナーは「備品として購入していたN95マスクの存在を完全に忘れていたのが正直なところです。先日、棚卸を行っていた時に見つけました。インターネットやSNSで調べたところ、急いで医療関係者に届けるべきだと思い、関係各所と調整を行わせて頂き、今回の寄付に至りました。ここで皆さんにお願いがあります。ぜひ、家や職場でN95マスクを探してみてください。もしかしたら2011年の震災時や新型インフルエンザや鳥インフルエンザの話がでた際に、購入したものがあるかもしれません。ぜひ探していただき、発見された際はお住まいの役所や医師会等に問い合わせをお願いいたします。今は日本だけでなく世界全体が本当に厳しい状況にあります。全員ができることを行い、全員で助け合いながら、人類として早く新型コロナウイルスに打ち勝つことを願っています」と語った。

 なお、江東フェニックスが所属する3人制プロバスケットボールリーグ「3x3.EXE PREMIER」も5月16日の開幕予定だったが、延期が発表された。東京五輪・パラリンピックだけでなく、世界的にスポーツの中止や延期が相次いでいる今、新型コロナウイルスに打ち勝つために、人類が協力し合う必要があるだろう。

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