NBAのカリーがゴルフ参戦 米ツアーの下部大会に出場

[ 2017年6月29日 06:00 ]

 NBAファイナルで2年ぶり5度目の頂点に立ったウォリアーズのステファン・カリー(29)が、ゴルフのプロトーナメントに参戦することになった。米下部ツアー「エリー・メイ・クラシック」(8月3〜6日、カリフォルニア州ヘイワード)の大会主催者が28日、スポンサー推薦での出場を発表した。

 NBAで2度のMVPに輝き、今季もポイントガードとしてチームを頂点に導いたカリーは「ゴルフへの情熱をずっと持ち続けてきた。PGAツアー公認の大会でプロに混じってロープの内側でプレーできる。これで自分の夢が叶った」とコメントを発表した。「世界有数の選手たちと競い合えるだけでなく、この大会のチャリティーへの貢献にも光を当てることができて光栄に思う」とウォリアーズの財団がこの大会から多くの寄付を受けていることも今回の珍しい挑戦を後押しした。

 カリーは子供の頃からゴルフを始め、高校時代はバスケットボールと並行して学校のゴルフチームでもプレーしていた。15年にはペブルビーチを70で回るなど腕前は確かで、米ゴルフダイジェスト誌の選ぶ「ゴルフのうまいアスリート」で14位にランクインし、オバマ前米大統領ともラウンドをともにした。大会主催者は「彼はコート上では恐ろしいプレーヤーだが、グリーン上も同じように支配するのではないかと期待している」と3点シュートを次々に決める本業さながらのプレーに期待を寄せた。

 大会は松山英樹らが活躍する米ツアーの下部にあたるが、米ツアーの出場権獲得を目指す強豪がしのぎを削るハイレベルな舞台だ。昨年の大会では、ドイツのステファン・エイガーが初日に主要ツアーの世界最少ストローク記録に並ぶ58のスコアを叩き出し、通算30アンダーまでスコアを伸ばして優勝を飾っている。

 NBAのスーパースターは果たしてどんなプレーを見せるだろうか。

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2017年6月29日のニュース