デュラント18試合ぶり復帰で16得点 ウォリアーズは14連勝

[ 2017年4月9日 14:56 ]

18試合ぶりに復帰したウォリアーズのデュラント(右) (AP)
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 NBAは8日に各地で9試合を行い、2月28日に左膝の側副(そくふく)じん帯を痛めて戦列を離れていたウォリアーズのケビン・デュラント(28)が18試合ぶりに復帰。地元オークランドで行われたペリカンズ戦に先発で出場して31分で16得点、10リバウンド、6アシストをマークした。ただしフィールドゴール(FG)成功は15本中6本のみ。3点シュートは4本すべて失敗に終わるなど、本調子とは言えない内容だった。

 試合はウォリアーズが123―101(前半54―46)で勝って破竹の14連勝。左膝の違和感を訴えたステファン・カリー(29)は欠場したが、クレイ・トンプソン(27)が20得点を稼ぎ、リーグ全体首位が確定しているウォリアーズの今季成績は66勝14敗となった。

 3月15日に右ひじを骨折して今季絶望と見られていたブルズのドウェイン・ウェイド(35)も敵地ブルックリンでのネッツ戦で10試合ぶりに戦列に復帰。25分の出場で14得点をマークした。しかし試合は106―107(前半45―51)で東地区最下位のネッツに敗れて39勝41敗。この日、ペイサーズが勝ったためにブルズは東地区全体で7位から8位に順位を下げ、9位ヒートとは同率となった。なおウェイドはレギュラーシーズンの残り2試合は大事をとって欠場する見込み。

 一方、西地区全体8位のトレイルブレイザーズは地元ポートランドでジャズに101―86(前半48―42)で勝って40勝40敗。9位ナゲッツに1・5ゲーム差をつけ、残り2試合(スパーズ、ペリカンズ)のうち1試合に勝てば自力でのプレーオフ出場が決まる。ダミアン・リラード(26)は42分出場してFGを34本中18本、3点シュートを14本中9本成功させて59得点をマーク。2005年1月14日にデーモン・スタウダマイアがホーネッツ戦で樹立したチームの最多得点記録(54)を12年ぶりに更新した。

 敗れたジャズは49勝31敗。この日スパーズに勝ったクリッパーズと同率ながら、直接対決で1勝3敗と劣っているために西地区全体で5位から4位に順位を下げた。

 なお東地区では76ersを退けたバックスと、試合がなかったホークスのプレーオフ進出がそれぞれ確定。残り2枠をペイサーズ、ブルズ、ヒートの3チームが争う展開となっている。

 東地区全体2位のセルティクスは敵地シャーロットでホーネッツを121―114(前半71―54)で退けて51勝29敗。アイゼイア・トーマス(28歳)が32得点を挙げてチームを引っ張り、同首位キャバリアーズとのゲーム差を0・5に詰めた。

 36勝44敗となったホーネッツはこのカードで今季4戦全敗。2試合を残してプレーオフ進出の可能性は消滅した。

 <その他の結果>

ペイサーズ127―112マジック、バックス90―82 76ers、クリッパーズ98―87スパーズ、ヒート106―103ウィザーズ

 <東地区全体順位>

(1)*キャバリアーズ(51勝28敗)(2)*セルティクス(51勝29敗)(3)*ラプターズ(49勝31敗)(4)*ウィザーズ(48勝32敗)(5)*ホークス(41勝38敗)(6)*バックス(41勝39敗)(7)ペイサーズ(40勝40敗)(8)ブルズ(39勝41敗)(9)ヒート(39勝41敗)(10)ホーネッツ(36勝44敗)(11)ピストンズ(36勝43敗)(12)ニックス(30勝50敗)(13)76ers(28勝52敗)(14)マジック(28勝52敗)(15)ネッツ(20勝60敗)

 <西地区全体順位>

(1)*ウォリアーズ(66勝14敗)(2)*スパーズ(61勝19敗)(3)*ロケッツ(53勝26敗)(4)*クリッパーズ(49勝31敗)(5)*ジャズ(49勝31敗)(6)*サンダー(45勝34敗)(7)*グリズリーズ(43勝37敗)(8)トレイルブレイザーズ(40勝40敗)(9)ナゲッツ(38勝41敗)(10)ペリカンズ(33勝47敗)(11)マーベリクス(32勝47敗)(12)キングス(31勝48敗)(13)ティンバーウルブス(31勝48敗)(14)レイカーズ(24勝55敗)(15)サンズ(23勝57敗)

 *はプレーオフ進出が確定。ポストシーズンに参加できるのは両地区上位8チーム。レギュラーシーズンは82試合。

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