三原舞依 大健闘5位も…平昌五輪日本女子の出場枠は「2」

[ 2017年4月1日 03:54 ]

フリーをノーミスで滑りきり、観衆の拍手に応える三原
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 来年の平昌五輪の国別出場枠が懸かった世界選手権の女子フリーが31日、フィンランドのヘルシンキで行われ、ショートプログラム(SP)では15位と出遅れた三原舞依(17=神戸ポートアイランドク)は自己ベストの138・29点をマークし合計197・88点として5位と健闘、SP9位の樋口新葉(16=東京・日本橋女学館高)は122・17点、合計188・05点で11位、SP12位の本郷理華(20=邦和スポーツランド)は107・28点、合計169・83点で16位だった。日本勢上位2人の順位の合計は16となり、平昌五輪の女子の出場枠は「2」となった。

 エフゲニア・メドベージェワ(17=ロシア)は自らの歴代最高得点を上回る150・79点、合計でも史上初の230点台となる233・41点をマークし、女子では2000、2001年にミシャル・クワン(米国)以来16年ぶりの連覇を達成した。カナダ勢のケイトリン・オズモンド(21)が2位、ガブリエル・デールマン(19)が3位に入った。

 三原は冒頭のルッツ―トーループの連続3回転をきっちり着氷するとノーミスで滑り切り笑顔のフィニッシュ。2月の四大陸選手権でマークした134・34点を上回る自己ベストとなる得点が表示されると声を上げ大喜び。SPでは涙にくれたが、笑顔が弾けた。SPではノーミスの演技を見せた樋口は、冒頭のルッツ―トーループの連続3回転はきっちり着氷も、その後のジャンプにミスが出てしまった。左股関節のけがで欠場した全日本選手権3連覇の宮原知子(19=関大)の代わりに出場した本郷は、ジャンプでミスもあり得点を伸ばせず。

 上位2人の順位合計が13以内なら最大の3枠を獲得できたが今大会は16。日本女子は06年トリノ五輪から3大会連続で五輪で3枠を確保していたが、平昌五輪では2枠となり、国内の代表選出もし烈なもとのなりそうだ。

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2017年3月31日のニュース