阿部 きょうだい制覇へ自信の表情、4・1開幕全日本選抜体重別柔道

[ 2017年3月31日 18:43 ]

柔道全日本選抜体重別選手権の前日会見に出席し、力こぶで記念撮影に応じる(左から)羽賀龍之介、ベイカー茉秋、阿部一二三、阿部詩、近藤亜美、新井千鶴
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 柔道の全日本選抜体重別選手権(福岡国際センター)の前日会見が31日、福岡市内で行われ、きょうだい優勝を目指す男子66キロ級の阿部一二三(19=日体大)と詩(うた、16=兵庫・夙川学院高)がそろって出席した。

 現在、一二三は日体大のある東京、詩は実家のある兵庫と離れて暮らす2人。会見中はお互いを意識しすぎてか、ほとんど目を合わせることがなかったが、一二三が「世界選手権(8月、ブダペスト)につながる大事な大会なので、自分の柔道を出して優勝したい」と言えば、詩も「挑戦者として思い切りやるだけ。緊張感は全くない」とそろって自信に満ちた表情で話した。

 一二三には2連覇が懸かる一方、詩は今大会が初出場。1年前の大会はスタンドから兄の勇姿を見届けていたといい「1年でこんなに立場が変わり、自分でも凄いなと思う」と自身の成長を実感する。初のシニアのワールドツアー出場となった2月のグランプリ・デュッセルドルフ大会を史上最年少で優勝し、今や注目度も兄に匹敵。20年東京五輪に向けて、阿部きょうだいの快進撃をここからスタートさせる。

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2017年3月31日のニュース