安藤 瀬古氏から“しくじり”防止伝授 ロス五輪前負傷…

[ 2017年3月18日 05:30 ]

マラソン世界選手権代表発表

世界陸上選手権のマラソン代表に決定し、笑顔でポーズをとる安藤
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 しくじり防止チェックで世界の表彰台を狙う。日本陸連は17日、8月の世界選手権(ロンドン)マラソン代表男女6人を発表。女子は名古屋ウィメンズで初マラソン日本最高をマークした安藤友香らが名を連ねた。瀬古マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは自身が84年ロス五輪前の練習で負傷した経験を踏まえ「自分もしくじりがありました。100%を出せるコンディションで臨んでほしい。全力を出せれば男女ともメダルを獲れる」と鼓舞。その上で「直前まで(ケガが)分からないような状況にならないよう“ガラス張り”でやる」と綿密に状態を確認する方針を示した。

 長距離マラソン担当の河野ディレクターも「大丈夫という(選手側の)言葉をうのみにしてスタートにつくことは避けたい」と所属先任せにはせず、状態が悪いことが判明すれば補欠と交代させる意向を表明した。メダル獲得へ期待が懸かる安藤も「体調管理など陸上以外の面でも大切にしていくことが重要になってくる」と万全の状態でレース当日を迎えることを誓った。

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