錦織、相手サーブ封じ「作戦勝ち」 過去データでコース読み取る

[ 2016年9月6日 10:08 ]

イボ・カロビッチと対戦し、ボールに飛び付く錦織圭

 テニスの全米オープン第8日は5日、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで行われ、男子シングルス4回戦で世界ランキング7位で第6シードの錦織圭(26=日清食品)は同23位で第21シードのイボ・カロビッチ(37=クロアチア)と対戦し、6―3、6―4、7―6でストレート勝ち。2年ぶりの8強入りを果たした。準々決勝では第2シードのアンディ・マリー(29=英国)と対戦する。

 <錦織と一問一答>

 ――ツアー随一のビッグサーバーにストレート勝ち。

 リターンがよかったのが今日の試合の一番いいところ。リターンを読む時、サーブからのポイントも展開も全て思うようにいってくれた。

 ――サーブも確率(第1サーブは60%)も徐々に上がってきた。

 昨日の練習で見直した部分もあるし、リターンのいい選手ではないのであまりリスクを冒さなくて良かった。なるべく第1サーブの確率を上げることを心がけた。

 ――序盤からリターンがうまく合っていた。

 今日は凄く作戦勝ちというのを感じた。コーチたちが過去の対戦データも見せてくれて得たものがあった。彼のパターンについても話した。第1サーブは難しいが、第2サーブは速いながらも読むことができた。コーチたちのおかげでもある。

 ――準々決勝に向けて。

 やっとサーブとリターンの調子も上がってきた。今の時点では次の試合が楽しみ。こうやっていい試合ができて、体力的にも問題なく、自信をもって迎えられる。

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