白鵬、8日に秋場所の出場可否決断 諦めない“2倍速”で調整中

[ 2016年9月6日 05:30 ]

朝稽古後、太腿を指で押しながら目を閉じる白鵬

大相撲秋場所

(11日初日)
 右足親指と左膝を負傷し、大相撲秋場所(11日初日、両国国技館)に向けての調整が大幅に遅れている横綱・白鵬(31)が5日、東京都墨田区の宮城野部屋で2日連続で汗を流した。

 4日間の自宅療養後ようやく始動した前日同様、足に負担が掛かるため四股やすり足すらも行えない状況で、土俵の俵に乗ってゆっくりと横に移動するなど軽めの調整。「普通に歩けていません。この状態で相撲を取ったら他も悪くなりますからね。(調整としては)今回はちょっと厳しいね」と依然として状況が好転していないことを明かした上で「体は十分休めた感じ。汗をかいてぶつかりたいという気持ちでウズウズしている」と複雑な心境を吐露した。

 横綱自身かつて体験したことがないほどの極めて厳しい状態だが、稽古場に来る理由は「希望です」と一言。前日から朝に加え、夜もジムで体を動かす“二部稽古”を行っており「あと1週間ありますから。1日2回汗を流す。そうすれば2週間分の稽古ができる」と諦めていない。出場可否は「何とも言えない。申し訳ない」と話し、取組編成会議前日の8日には「心をどっちかに寄せたい」と判断を下す方針を示した。

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2016年9月6日のニュース