相撲協会が仕事始め　八角理事長「いい相撲を取ることが一番」　

　日本相撲協会が５日、仕事始めを迎え、昨年１１月に急死した北の湖前理事長（元横綱）の後を継いだ八角理事長（元横綱北勝海）は「たくさんのお客さんに来ていただいて、力士がいい相撲を取ることが一番だ」と、故人が大事にした土俵の充実をあらためて訴えた。

　大相撲は昨年９０日間で８６度の満員御礼をマーク。巡業も増えて人気が回復した。初場所（１０日初日・両国国技館）の前売り券の販売も好調で、八角理事長は「こういう時こそ気を引き締めないといけない。ことしは巡業も増えそうで、出向いて大相撲を広めるのも大事な仕事」と人気定着への意欲を示した。