葛西8位「調子がいいだけに腹が立つ」 ジャンプ週間開幕戦

[ 2014年12月30日 06:12 ]

8位の葛西紀明

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子は29日、ドイツのオーベルストドルフで伝統のジャンプ週間開幕戦を兼ねた個人第10戦(HS137メートル、K点120メートル)が行われ、42歳の葛西紀明(土屋ホーム)は137・5メートル、123メートルの合計264・3点で8位にとどまった。

 1対1で対戦する1回目にロマン・クデルカ(チェコ)に勝って5位につけたが、2回目は順位を下げた。

 21歳のシュテファン・クラフト(オーストリア)が136・5メートル、129メートルの291・9点でW杯初勝利を挙げた。伊東大貴(雪印メグミルク)は2回とも128メートルの262・5点で9位、竹内択(北野建設)は239・3点で20位だった。

 作山憲斗(北野建設)小林潤志郎(雪印メグミルク)はともに1回目で敗れて2回目に進めず、36位と41位に終わった。

 ▼葛西紀明の話 1、2回目とも悪い感じではなかった。2回目は飛び出した瞬間から(追い風に押されて)がんと低かった。調子がいいだけに、腹が立ってしょうがない。

 ▼竹内択の話 (気象条件が)安定していなかった。難しかった。ただそこまで(上位と)離されるようなジャンプはしていない。引き続きやっていけば、どこかでチャンスがくる。

 ▼伊東大貴の話 雪と風とで難しかった。でもしょうがない。そういう条件でもしっかりとできることを出し切らないと、もう少し上には行けない。

 ▼作山憲斗の話 なかなかうまくいかない。あの(不利な)風でもK点は越えないと話にならない。初めてのジャンプ週間を楽しんで終われるように頑張る。

 ▼小林潤志郎の話 かみ合わなかった。助走でうまく(スキーに)乗れていなかったかな。空中でも、飛び出してから(姿勢が)ばらついた。(共同)

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2014年12月30日のニュース