マラソン赤羽に達成感「リオ目指せない」と引退

[ 2014年1月29日 18:10 ]

 「ママさんランナー」として活躍し、26日の大阪国際女子マラソンで日本人最高の2位に入ったのを最後に、現役を引退した34歳の赤羽有紀子(ホクレン)が29日、札幌市内で記者会見し「今は走りたいという気持ちが湧いてこない。達成感があって満足している」と心境を語った。

 2009年に初マラソン。12年ロンドン五輪代表を目指したが、かなわず「4年後のリオデジャネイロ五輪を目指せるかと考えた時に目指せないと思ってしまった」と引退の理由を説明した。今後は育児をしながら「走る楽しさを伝えていけたら」とゲストランナーとしても活動するという。

 一番の思い出は「今までにない臨場感を味わえた」として、トラック種目で出場した08年北京五輪を挙げた。

 夫の周平コーチは「信頼して取り組んでくれた。感謝している」とねぎらった。今後はホクレンを離れ、新天地で指導するという。

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2014年1月29日のニュース