松山 背中痛でも6差28位発進に「奇跡でしょ」

[ 2013年11月1日 06:00 ]

第1ラウンド、9番でティーショットを放つ松山英樹

世界ゴルフ選手権シリーズHSBCチャンピオンズ第1日

(10月31日 中国・上海シャサン国際ゴルフクラブ=7266ヤード、パー72)
 松山英樹(21=東北福祉大)は背中痛のためフルスイングができない状態ながら2バーディー、1ボギーの71で回り、1アンダーで首位と6打差の28位で発進した。石川遼(22=CASIO)は1バーディー、7ボギー、1トリプルボギーの81を叩き75位と出遅れた。川村昌弘(20=マクロミル)は73で52位。藤田寛之(44=葛城GC)は75で64位。65をマークしたロリー・マキロイ(24=英国)が7アンダーで単独首位に立った。

 1アンダーの71でホールアウトした松山は「奇跡でしょ」と漏らした。フルショットは「一回もない」。前週から抱える背中痛のため5割ほどの力で振らざるを得なかった。患部にはテーピングを施しており、プレーの合間にストレッチをする光景も見られた。

 それでもショートゲームでスコアをまとめた。1オーバーで迎えた13番。第2打がグリーン手前のラフに入ったが、残り30ヤードのアプローチをSWで放り込んでバーディー。18番は第3打を2・5メートルにつけて2つ目のバーディーを奪った。28位はまずまずのスタートだが、表情はさえない。「あした朝起きて悪くなっていればやめる」と背中の状態次第で棄権する可能性も示唆した。「あしたもきょうみたいなゴルフをできればいい。でもどれくらいスコアを出せるかは分からない」と不安の色を隠さなかった。

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2013年11月1日のニュース