内閣府の勧告も…前倒し辞任せず「基本的には10月」

[ 2013年7月24日 06:00 ]

内閣府 公益認定等委員会

 即時辞任を求められたとも読める、国からの勧告書にも全柔連・上村会長は“我が道”を貫いた。午後7時前、講道館で報道陣に対応した上村会長は「真摯(しんし)に受け止めている。私は前から(改革に)メドが立ったら(辞任)と言ってきた」としながら「今(改革に向けて)動いている最中なので、基本的には10月の理事会」と辞任時期を前倒しする考えのないことを明らかにした。

 勧告書は8月いっぱいを改善のメドとしており、公益財団法人の取り消しの可能性も示唆。それでも「柔道を守るために(続投か辞任か)どちらが正しいか考えなければ」とし、あくまで自ら主導の改革推進を強調。8月末には国際柔道連盟の理事会がリオデジャネイロで開催されるが「どちらが優先かも考えたい」とも話し、危機感の欠如を印象づけた。

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