「横綱になってほしい」期待の照ノ富士 しこ名は照国+旭富士

[ 2013年7月24日 17:20 ]

十両昇進を決め、伊勢ケ浜親方(左)と記者会見する照ノ富士

 大相撲秋場所(9月15日初日・両国国技館)の番付編成会議が24日に開かれ、モンゴル出身の大器、若三勝改め照ノ富士(21)=本名ガントルガ・ガンエルデネ、伊勢ケ浜部屋=が新十両に昇進した。名古屋市瑞穂区の部屋宿舎で記者会見し「将来、自分の力でどこまでいけるのかを見てみたい」と不敵に笑った。

 192センチ、167キロの堂々たる体格で、しこ名に期待が表れた。部屋の大先輩である横綱照国と、元横綱の伊勢ケ浜親方が現役時代に名乗った旭富士から名前を譲り受けた。同親方は「横綱になってほしいから付けた」と理由を語った。

 3年前に入門した間垣部屋は小所帯で稽古不足だった。ことし3月下旬に伊勢ケ浜部屋へ移り、角界有数の豊富な稽古で前へ出る取り口を身に付けようとしている。

 母国ではモンゴル相撲の大横綱だった横綱白鵬の父親に柔道などを習った。末恐ろしい照ノ富士は「稽古に体が慣れてきた。日馬富士関から一気に相手を持っていくことを教えてもらっている」と力強かった。

続きを表示

2013年7月24日のニュース