馬場ゆかり 定石攻めで1差2位浮上 新契約クラブ距離感フィット

[ 2013年4月6日 06:00 ]

第2日、2位でホールアウトし笑顔を見せる馬場(中央)

女子ゴルフツアー ヤマハ・レディース葛城第2日

(4月5日 静岡県袋井市 葛城ゴルフ倶楽部山名コース=6549ヤード、パー72)
 ツアー3勝の馬場ゆかり(30=フリー)が、3バーディー、1ボギーの70で通算6アンダーに伸ばし、5位から1打差の2位に浮上した。今季から新たにクラブ契約。開幕当初は飛びすぎていたアイアンが、ようやくなじみショットに切れが出た。O・サタヤ(29=タイ)が71の通算7アンダーで首位を守った。

 葛城GCのグリーンは奥が高くなっており、手前が低いホールが多いため「手前から攻めろ」が定石。アイアンの距離感が戻った馬場は、その通りに狙った。前半の12番ではピン手前5メートルに乗せバーディー。その後も“手前から”を念頭に3バーディー、1ボギーとスコアを伸ばした。

 「そこそこ思ったところに打てた。もう一つ、二つ、バーディーが欲しかったけど、いいプレーができた」。昨年までクラブはフリーだったが、今季からテーラーメイドと契約。当初は「(昨年までのものより)1クラブ以上飛んでいた」と距離感が合わず苦しんだ。しかし、クラブの微調整を重ね5戦目でようやくフィットしてきた。今季は4日間大会が昨年より4試合増え9試合となり「技術、体力が今までより必要」という。試合がない時は朝方まで酒を飲むこともある左党が「控えめにしている」と体調管理にも注意。2年ぶりの勝利へ状態は上向きだ。

続きを表示

2013年4月6日のニュース